宇佐美秀メイソンが實方拓海を完封して王座獲得「RISE王者としてもっと強くなって、キックボクシングを引っ張っていく」【RISE】
「RISE WORLD SERIES 2024 FINAL~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~」(12月21日、千葉・幕張メッセ イベントホール)で行われた「第4代ウェルター級(-67.5kg)王座決定戦」で實方拓海(TSK japan/同級1位)と宇佐美秀メイソン (カナダ/クレイス)が対戦した。 試合は3-0の判定で宇佐美が勝利を収め王座を獲得した。この日の決定戦は前王者・中野椋太の王座返上に伴うもの。 實方は2020年からRISEに参戦。最初の3年は5勝4敗1分けの戦績も、以降、ブルガリアの「SENSHI」、日本の「KROSS×OVER」といった団体で勝ち星を重ね、今年5月からサーシャ・タダヨニ、ペトル・モラリ、石川泰市を相手に3連勝し、今回の王座決定戦にこぎつけた。
メイソンは2022年12月の「INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国」でアルバート・クラウスを相手にキックデビュー戦に臨むと歴戦の強者を相手に判定勝ち。その後、KNOCK OUT、K-1でキャリアを重ね、今年6月の大阪大会でRISE初参戦。いきなり王者・中野と対戦するも負傷判定となり、消化不良のドローに終わっている。ここまでの戦績は6戦5勝(3KO)1分け。KNOCK OUTではISKAインターコンチネンタル・ウェルター級暫定王座を獲得している。 1R、オーソドックスの實方とサウスポーの宇佐美。宇佐美は右ローを飛ばす。じりじりと圧をかける宇佐美。宇佐美は左ミドルの勢いでバックスピンキック。實方は右三日月も宇佐美はバックステップ。圧をかけて右ローの宇佐美。距離の探り合いが続く。實方は右ハイ。實方が左ジャブも宇佐美は踏み込んで左ストレート。足を使って逃げる實方。實方は左手で距離を測って右ハイ。宇佐美がじりじりと圧。實方は右三日月蹴りを飛ばす。オープンスコアは3者とも10-10。