セ・リーグ、次世代スター候補の現在地(5)“未完の大器”が一気に主砲へ。新体制の中日で躍動する超有望株
プロ野球の世界に入った選手の多くは、激しい練習と熾烈なアピール合戦に打ち込み、一軍での活躍を目指している。二軍での活躍通りスター街道をひた走る選手もいれば、二軍での実績通りの活躍を見せられない選手たちもいる。今回は、昨季二軍で素晴らしい成績を残したセントラル・リーグの「次世代スター候補」たちの現在地を紹介していく。(今季成績は5月20日時点) 【写真】最大瞬間風速がすごかった5人ほか
石川昂弥(中日ドラゴンズ)
ポジション:内野手 投打:右投右打 身長/体重:186センチ/104キロ 生年月日:2001年6月22日 経歴:東邦高 ドラフト:2019年ドラフト1位 昨季二軍成績:33試合出場、打率.238、3本塁打、19打点、10四球、34三振0盗塁、OPS.720(出塁率.301+長打率.418) 今季一軍成績:33試合出場、打率.233、5本塁打、19打点、7四球、26三振、1盗塁、OPS.707(出塁率.276+長打率.431) 中日からは石川昂をピックアップ。東邦高校から2019年ドラフト1位で入団した大型内野手だ。地元出身で甲子園優勝の大型内野手として期待を集め、ルーキーイヤーから二軍では中心選手として活躍した。昨季は死球による離脱もあり出場機会が減少したものの、立浪和義新監督、中村紀洋打撃コーチら首脳陣が一新された今季には期待がかかっていた。 今季は立浪監督の方針通り、開幕から一軍の三塁手として起用されている。ここまで5本塁打、19打点を記録し、スター「候補」から本物のスターになろうとしている。新型コロナウイルスの影響で離脱とはなったが、復帰後の大暴れに期待が高まっている。
ベースボールチャンネル編集部