ビービットが「USERGRAM」でユーザー行動の定性分析をAIが支援する新機能を提供
デジタルマーケティング支援のビービットはユーザ行動分析・UX(顧客体験)改善SaaSの「USERGRAM(ユーザグラム)」で、生成AI(人工知能)がユーザの行動データをもとにした定性分析を支援する新機能「ユーザ分析AI GRAM君」(β版)を2025年1月に提供すると12月12日に発表した。一定レベルのUXスキル・経験が必要なユーザ行動の傾向分析や課題抽出をAIが支援し、効果的な施策立案でデータドリブン(駆動)なUX向上を促進する。
USERGRAMで計測している個別ユーザの行動データの解釈やインサイト(洞察)抽出を生成AIがサポートする。USERGRAMでオンライン・オフラインを横断したユーザ行動を時系列で可視化し、それらの行動データを生成AIが分析してユーザの行動の特徴・関心・課題を提示する。コンバージョン(顧客転換)に手間取ったユーザなど分析対象を絞り込んで活用すれば、より効率的なインサイトが得られる。25年上期中の正式リリースを目指す。 多くの企業がデータ分析で顧客理解に取り組んでいるが、サイト流入数などから課題発生箇所の発見や施策を効果検証する定量分析はできている一方で、ユーザ行動から課題要因の把握やインサイトを得る「定性分析」はできていない。ビービットは多くの企業を支援して得た現場のリアルな課題や、UXに関する豊富な知見をもとに、企業が自らの商品・サービスのUX改善を最低限の負荷で行えるようUSERGRAMのAI機能を強化する。