侍ジャパン・井端監督、U-12代表戦視察「野球の楽しさを他の人にも伝えてもらえれば…」
野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(49)が29日、松山市の坊っちゃんスタジアムで開催されたU-12(12歳以下)アジア野球選手権を視察。中国との3位決定戦に臨む日本代表に「U―12で満足せず、次はU―15、その先のU―18と(代表に入れるように)。長く野球を続けて、野球の楽しさを他の人にも伝えてもらえればうれしい」と激励した。 2022年にU―12日本代表監督を務めた井端監督は、今オフに西武野手チーフ兼打撃コーチに就任した仁志敏久監督(53)と意見交換し、アンダー世代を指導する難しさを共有。仁志監督は「お互いにU―12を経験しているし、同じような苦労を感じている」と語り、プレミア12決勝から1週間足らずで訪問した井端監督に「大変だと思う」と気遣った。 中国との3位決定戦は10―0で五回コールド勝利。「子供たちなりに集中力を切らさず臨んでいた。この1週間ですごく成長を見られた」と仁志監督。井端監督も未来の日本野球を支える少年たちを温かいまなざしで見守った。(横山尚杜)