ヒョウの爪をフリマサイトで販売疑い 動物園元職員の男性(82)を書類送検 50年前にケニアで「ライオンの爪のネクタイピン」として購入 警視庁
ヒョウの爪を使ったネクタイピンをフリマサイトに出品し販売したとして、警視庁は動物園の元職員の男性(82)を書類送検しました。 種の保存法違反の疑いで書類送検されたのは、静岡県伊東市の無職の男性(82)で、去年2月、ヒョウの爪と金具を組み合わせたネクタイピン1個をフリマサイトに出品し、兵庫県姫路市の男性会社員(37)に8000円で販売した疑いがもたれています。 警視庁によりますと、販売した男性は50年前にケニアを訪れた際に「ライオンの爪のネクタイピン」として現地の土産店で売られていたものを購入し、不要品の整理のため、ライオンの爪として出品していたということです。 警視庁は購入した男性の自宅から押収した爪を鑑定した結果、ヒョウの爪であることがわかりました。 ヒョウは絶滅のおそれがある「国際希少野生動植物種」として取引が規制されていて、加工品などの譲渡には登録が必要です。 男性は動物園の元職員で、任意の調べに対し「安易に販売してしまったことは反省している」と話しているということです。 購入した男性もヒョウの爪を譲り受けたとして、書類送検されています。
TBSテレビ