買い取るべき! Jリーグ、レンタル移籍で輝いた選手(7)J2最強のDF!? 神がかった左足で違いを生んだ男
選手が定められた期間に他クラブへ移籍する制度である「レンタル(期限付き)移籍」。2024シーズンのJリーグでは、数多くの選手がレンタル移籍で新天地を求めた。なかには加入後すぐに貴重な戦力となってチームに貢献している選手も存在する。今回は、レンタル先で存分に実力を発揮したJリーガーをピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。スタッツは『jleague.co』を参照。
DF:福森晃斗(ふくもり・あきと) 生年月日:1992年12月16日 保有元クラブ:北海道コンサドーレ札幌 レンタル先クラブ:横浜FC(レンタル期間:2024年2月~2025年1月) 2024リーグ戦成績:38試合2得点14アシスト 福森晃斗は、2015年から9年にわたって北海道コンサドーレ札幌でプレーしていたが、近年は目立った成績を残せず、2024年にJ2の横浜FCにレンタルで加入した。 出身地の神奈川県に戻った福森は、自身の武器である左足のキック精度を活かして横浜FCのビルドアップの中心に君臨。セットプレーのたびに相手の脅威となり、2得点14アシストとDFとは思えない数字を残した。 横浜FCはリーグ最少の27失点を記録し、守備も鉄壁。福森は攻守両面でチームの要として機能した。 リーグ最多のアシスト数を記録しただけでなく、1試合平均チャンスクリエイト数(3回)でもリーグトップで、1試合平均ロングパス数(13回)もリーグ3位の高水準を誇っている。 横浜FCのビルドアップは福森がいてこその戦術であり、彼が抜けた場合はチーム全体が動きを変える必要が生じるはず。J1昇格を成し遂げたチームから大黒柱が抜ければ、2025シーズンは苦戦が予想されるだけに、ファンは福森の残留を強く望んでいるはずだ。 J1からJ2に降格した札幌を救うため、再び北海道に戻るという選択肢もある。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の退任を発表した札幌が、新監督を誰に選ぶかが福森の去就にもかかわってきそうだ。
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