日本のワクチン接種「集団免疫獲得は2022年4月」。アメリカとの差は1年(英調査会社)
日本が集団免疫を獲得し、「通常」に戻るのは2022年4月。(浜田理央 / ハフポスト日本版) ワクチン接種で他国に大きく出遅れていることを示す調査結果を、イギリスの調査会社「エアフィニティ」が発表した。 最も早いアメリカとの差は1年。主要国の中では最も遅い時期と予想されている。 12月8日付の発表資料では、ワクチン開発会社と各国が結んでいる供給体制に基づいて、 ・医療従事者や感染リスクの高い人たちの接種時期 ・それ以外の人たちが接種して集団免疫が獲得される時期 をそれぞれ国別に予想している。 一番早いのはアメリカで、医療従事者と感染リスクが高い人の接種が2021年2月22日、集団免疫獲得が4月24日と予想されている。 2カ月前後の遅れで、カナダや、12月8日にファイザー製ワクチンの接種が始まったイギリスが続く見通しだ。 日本は大きく遅れている。 医療従事者らの接種が2021年10月15日、集団免疫の獲得は2022年4月8日と予想されている。 各国のそれぞれの時期は次の通り。
▽医療従事者や感染リスクの高い人たちの接種時期
いずれも2021年 アメリカ:2月22日 カナダ:4月1日 イギリス:4月9日 ヨーロッパ諸国:5月9日 オーストラリア:7月1日 日本:10月15日 ※以下の国は、人口の20%が接種する時期。 ラテンアメリカ:6月26日 中国:6月30日 ロシア:11月15日
▽集団免疫が獲得される時期
2021年 アメリカ:4月24日 カナダ:6月9日 イギリス:7月10日 ヨーロッパ諸国:9日2日 オーストラリア:12月8日 2022年 ラテンアメリカ:3月26日 日本:4月8日 中国:10月2日 2023年 インド:2月25日 ロシア:4月以降で未定
浜田理央 / ハフポスト日本版