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コロナに襲われた産業界 航空運送やスマホなど打撃=韓国

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聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】今年1~3月期は世界的な景気後退に新型コロナウイルス感染拡大の影響も重なり、生産実績が悪化した産業部門が多かったことが分かった。生産実績は業績を占うバロメーターとなることから、新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)による韓国企業の4~6月期業績の悪化が現実味を増したと指摘される。  企業情報サイトのCEOスコアは27日、国内主要500社のうち四半期報告書を提出し、生産能力と生産実績を公表している127社を調査した結果を発表した。  調査対象企業の1~3月期の平均稼働率は前年同期に比べ3.8ポイント低い81.4%となり、生産能力に対する生産実績が前年より悪化した。世界的な景気後退の中で新型コロナの拡大もあり、工場の稼働を止めたり生産(運送)量を調整したりした企業が増えたことが背景にある。  部門別では、航空運送部門の生産実績(運航実績)が前年同期比35.9%減と、全ての産業群で減少幅が最も大きくなった。新型コロナの影響で旅行・出張需要が落ち込んだためだ。  また、スマートフォン(スマホ)の生産実績は26.7%、ディスプレーは24.1%、それぞれ減少した。ほかに、生活用品(21.5%減)、その他設備(14.9%減)、建設機械(13.9%減)、タイヤ(12.0%減)なども新型コロナのあおりなどで2桁の減少率となった。  CEOスコアの分析によると、国内主力10業種の29部門のうち、航空運送をはじめ自動車、スマホなど半分以上の17部門で生産実績が前年より減少した。中でも、スマホやディスプレーなど8部門は、1~3月期に生産能力そのものを前年より減らしたにもかかわらず稼働率が低下した。  対照的に、半導体部門は善戦した。新型コロナの影響で在宅勤務やインターネット通販需要、オンライン授業が増えたことなどから、1~3月期の半導体の生産実績は34.9%増加した。  サムスン電子の半導体事業部門は1~3月期に生産能力を前年同期比57.4%増やしたが、100%の稼働率となった。SKハイニックスも半導体の生産能力を12.3%増やし、生産目標を100%達成した。  このほか、新型コロナ禍で需要が伸びた宅配(25.8%増)、石油化学(14.4%増)、製薬(10.3%増)部門は生産実績が2桁の増加率を記録した。  1~3月期の生産実績(運航実績)の増減を企業別に見ると、格安航空会社(LCC)のジンエアーが前年同期比54.2%減、チェジュ航空が46.8%減で減少率1位、2位を占めた。  ほかにアシアナ航空(33.4%減)、大韓航空(32.7%減)、ハンファ(産業機械、37.1%減)、斗山重工業(原子力、34.1%減)、LGディスプレー(ディスプレー、28.1%減)、LG電子(携帯電話、27.5%減)、斗山インフラコア(建設機械、27.4%減)などが減少率トップ10に入った。  これに対し、生産実績の増加率が最も大きかったのはサムスン電子子会社・セメスの半導体装置部門(116.8%増)だった。サムスン電子の半導体部門も57.4%増加した。  CEOスコアは「企業の1~3月期の生産実績は4~6月期の業績を予測するための重要な指標。年始めの新型コロナ流行の余波が航空、スマホ、自動車関連企業の業績悪化につながる可能性が高まった」と指摘している。

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