<倉沢杏菜>「光る君へ」妍子役の次は初舞台 大阪弁にも挑戦 19歳現役大学生の素顔「意外と怖いもの知らずなところがある」
19歳で現役の大学生でもある倉沢さん。役と自身とが重なる瞬間もあるとか。
「ただ楽しいだけじゃない、将来について思い悩む年頃で、普段から大人になるってことが身近になってきたなとすごく感じていたので、将来への不安と今の日々とで揺れ動く役の感情にはすごく共感できるなって。なので稽古中に登場人物が葛藤している姿を見て、感情移入して泣いてしまうこともあって、実際に自分がそういう年齢だからこそ、というのはあるのかなって思ったりもしましたね」
◇大学では英文学を専攻 活躍続いた2024年は「出会いの1年」
将来への不安が身近にありながらも、「意外と怖いもの知らずなところがあって、自分でも驚くときがある」と“素顔”をのぞかせる倉沢さん。大学では英文学を専攻し、第二外国語として韓国語も習得するなど、ゆくゆくは海外作品への出演も夢見ている。
「英語は元々、幼稚園の頃に母が見せてくれた『ハイスクールミュージカル』をきっかけに興味を持つようになって。進学した中学で、先生に見いだしていただく形で、スピーチコンテストに出場するようになって、そこで初めてがっつり英語を学んで、大きくのめり込むようになりました。なので語学を生かせる海外作品にはいつかは、という思いもありますし、英語圏に限らず、韓国の作品にも出られたらいいなと思っています」
そんな倉沢さんは、「VRおじさんの初恋」を皮切りに活躍が続いた2024年を「出会いの1年」と位置付ける。
「振り返ってみると、いろいろなことをしてきたなと思う反面、いまここにいる自分は、1年前と比べて意外と変わったところがないと自分自身は感じています。ただ目の前にあることを一生懸命やるってことを積み重ねてきて、その積み重ねてきたことを一緒に喜んでくださる方が増えたのは間違いないですし、私が周りの方たちと一緒に作ってきたものが、誰かに届いているんだってことはすごく実感できた1年ではあったのかなって。プラスして本当にたくさんの方々と出会わせていただけて、なので今年は“出会いの1年”だった気がしますね」