働く人のドラマ「ハケン占い師アタル」杉咲花の超能力が職場救うか
あなたの職場にもきっといる? わかりやすい登場人物
小澤征悦が演じる入社23年のベテラン、上野誠治は、プライドが高く傲慢を絵に描いたような社員。過去の成功例にしがみつき、常に上から目線だ。 間宮祥太朗が演じる入社3年の目黒円は坊ちゃん育ちの無邪気さで常にポジティブだが、父親のコネ入社でこれといった実績もなく、足手まとい状態。 志尊敦が演じる品川一真は入社1年、上野の下で働きパワハラまがいの扱いに転職を熱望中。 野波麻帆が演じる田畑友代は入社12年目、仕事はできるがいつもピリピリ、残業は一切しない主義。人の批判ばかり思い浮かび、自分が報われていないと不満を抱えている。 板谷由夏が演じる大崎結は出産後、転職してきて、課長職についている。仕事ができるものの管理職として職場スタッフたちの扱いに悩みがつきない。また、家庭でも同様に、誰も自分の苦労を理解してくれないストレスを抱える。 そして及川光博が演じる、親会社から出向してきている部長の代々木匠は、出世欲の塊で、上司や取引先のご機嫌取りに余念がないが、自分に利益のない部下については名前も覚えない。 また、占い師キズナは若村麻由美が演じているが、とらえどころのないミステリアスな雰囲気をにじませている。制作発表会見では、「回を追うごとに私の正体、そしてアタルの正体もわかっていく」とコメントしていたが、楽しみな展開となりそうだ。 第2話は、“空回りする元気男”目黒円をキーパーソンとして物語が進むという。間宮祥太朗の熱演に期待したい。 (文・志和浩司)