「再び目覚める」ノートルダム大聖堂の巨大パイプオルガン
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【12月6日 AFP】フランス・パリのノートルダム大聖堂の4代目首席オルガニストに任命されたティエリー・エスケシュ氏が、AFPの取材に応じた。エスケシュ氏は数多くの音楽賞を受賞した「鬼才」のオルガニスト。作曲家としても知られている。 2019年に大規模火災に見舞われ、修復されたノートルダム大聖堂のパイプオルガンについて、エスケシュ氏は、12月7日に「再び目覚めさせる」と語った。 「3人の仲間と一緒に(大聖堂の)オルガンを復活させるつもりだ。オルガンは5年以上も『沈黙』していたのだから。(中略)オルガンは息を吹き返そうとしている。だから、私たちはオルガンに残された音に、耳を傾けなければならない。オルガンを目覚めさせる式典が、もうすぐ始まる」 パリ市内の教会にあるパイプオルガンで重厚な音色を奏でながら、エスケシュ氏はこう付け加えた。 「オルガンは教会の魂だとよく言われる。中世以来、ある意味で教会に寄り添ってきた『教会の息遣い』でもある。だから、私たちがやるべきことは、パリ大司教の『オルガンよ、目覚めよ』という呼びかけに応えることだ」 映像は11月29日撮影。(c)AFPBB News