37歳・織田信成は晴れやか4位 最後の全日本フィギュアで躍動
フィギュアスケートの全日本選手権第2日は21日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われ、男子で37歳の織田信成(大阪スケート俱楽部)は4位だった。 「しびれるような緊張感」の中、織田が躍動した。冒頭の4回転トーループで転倒したが、その後は大崩れせずにまとめ、フリー150・15点をマーク。一度目の現役最後の2013年大会と同じ4位となり、「まさか同じ位置にいるなんて」と驚いた。 演技後は、観客とリンクに深々と一礼した。体に限界を感じ、今季限りで2度目の引退となる。「今回の全日本のような緊張感を味わうと、この場で戦っていたいなという気持ちがある。けど、潔く引退です」。表情は、晴れやかだった。