獲得を目指すメガクラブは耳に入れる必要あり 離脱が目立つハーランドの負傷歴
多くはないが、少なくもない
パリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペは今後レアル・マドリードへの移籍が濃厚といわれているが、それ以上に濃厚とされているのが、ボルシア・ドルトムントに所属するアーリング・ハーランドの移籍だ。 レッドブル・ザルツブルクからやってきたノルウェーの若者はドイツで素晴らしい活躍を披露している。5大リーグ1年目となった一昨季はブンデスリーガで13ゴールを挙げ、2年目となった昨季は27ゴールを決めている。彼を欲しがるクラブが多く、バルセロナやレアル・マドリード、マンチェスター・シティのようなメガクラブが獲得に手を挙げている。2022年の夏に動くとされており、続報を待ちたい。 しかし、そんなノルウェーの神童だが、今季は怪我に悩まされている。直近のホッフェンハイム戦ではゴールを決めたが、63分に負傷交代している。自身で歩いて交代しており、重症ではないようだが、心配だ。 この離脱でハーランドは21-22シーズンで3回目の離脱となる。ここまでの離脱はどれも長期離脱ではないが、既に10試合の出場を逃しており、この数字が今後さらに伸びることになる。 獲得を目指しているクラブとしてはこの事実は見逃せない。特にプレミアリーグは過密日程になることが多く、そこで負傷し離脱することになれば、大金を払って獲得した意味が無くなってしまう。さらにハーランドの代理人であるミーノ・ライオラ氏は移籍金以外で手数料を要求するなど、普段よりも多く資金を投入する必要があり、加えて選手本人が怪我がちとなればクラブにとってもリスクとなる。 今後のサッカー界をムバッペらと共に支配することになると予想されたハーランドだが、思わぬところでキャリアがストップするかも知れない。ここまでの経歴を見てもそこまで怪我に耐性のある選手ではなく、今後付き合っていくことになる悩みとなりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部