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オンライン学習、長時間利用は疲労度高い可能性

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リセマム

 オンライン学習が高い疲労を起こしている可能性があり、特に小学校低学年での長時間のオンライン学習は、高学年より高い疲労が生じる可能性があることが、群馬大学の伊藤賢一教授らの共同研究グループが2020年5月26日に発表した調査結果より明らかになった。 メディアとの接触が増えたか  新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月より全国の多くの学校が休校となった。群馬大学の伊藤賢一教授らの共同研究グループは、この状況下で子どもたちはどのように過ごしているのか、どんな影響がでているのかを明らかにするため、全国で小学生の子どもがいる保護者を対象としたWeb調査を実施し、1,300人の回答を得た。調査期間は2020年5月1日~7日。休校期間は地域によって異なるため「4月20日~25日」と期間を指定し、この間の子どものようすを回答してもらった。同調査は日本学術振興会科学研究費助成事業による研究の一環として実施したもので、オンライン学習やゲーム・動画と疲労度について注意を促している。  休校によって、子どもがメディア(スマートフォン、パソコン、タブレット、ゲーム機、テレビ)との接触が増えたかどうか聞いたところ、「少し増えた」35.5%、「かなり増えた」29.7%、「とても増えた」18.1%と計83.3%が増えたと回答した。一方、「増えていない」は16.8%だった。  メディア機器の利用状況(複数回答)は、「オンライン授業、調べもの」が51.2%、「学習のためのオンライン動画」が42.2%なのに対して、「気分転換・娯楽のためのゲームや動画」は82.9%で、そのうち3時間以上の利用者は18.8%を占めた。一方、テレビの視聴時間が「3時間以上」は13.9%にのぼる。  めまいがする、肩がこる、目が疲れるなど体調に関する14の質問項目の因子分析に基づく疲労度を算出し、メディア接触とクロス集計して結果を考察したところ、オンライン学習が児童に対して高い疲労を起こしている可能性があり、その度合いは学習時間が長いほど大きくなり、同程度の時間のゲームや動画よりも疲労度が高い可能性があることがわかった。  学習に利用する機器(スマートフォン・パソコン・タブレット)による疲労度の違いに着目すると、スマートフォンは「疲労なし」が42%ともっとも少なく、「疲労度中」19%、「疲労度高」12%とともにもっとも多い。パソコンとタブレットでは、パソコンのほうが「疲労なし」が8ポイント多かった。学習に使用する機器としてスマートフォンは疲労度が高い可能性がある。  分析の結果、特に低学年での長時間のオンライン学習は、高学年より高い疲労を生じさせる可能性があること、オンライン学習でのスマホ利用は他の機器より疲労度が高い可能性があることが示された。オンライン学習の機会は増えることが予想されるが、児童の疲労に関して注意することが必要だという。

リセマム 工藤めぐみ

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