トランプ2・0で為替はどうなる 「ドル高容認」で日銀さらなる利上げも 臨時国会、国民の「可処分所得」増やす議論に注目
一方で、財務長官候補のスコット・ベッセント氏は英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューに、「良い経済政策をとれば、自然とドル高になると信じている」と発言しました。
トランプ氏も「基軸通貨としての米ドルを支持する」とドル高を容認する姿勢を示しています。この言葉通りなら、米新政権は決してドル安志向ではないことになり円安が進みます。日銀はより利上げに血眼になるかもしれません。
来たるトランプ2次政権の経済政策を考えると、円安や利上げに負けないほどの好景気を演出しなければ、国民の可処分所得は減少するばかり。臨時国会での経済対策の議論に注目です。
■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!Cozy up!」(月~金曜朝6―8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。