80代の被害者「震え止まらず」 野村証券元社員の放火事件、広島
野村証券広島支店に勤務していた元社員の男が7月、広島市の80代夫婦宅に放火して現金を奪ったとして強盗殺人未遂と現住建造物等放火の罪で起訴された事件で、被害者が13日、代理人弁護士を通じ「恐怖はいまだ消えず、湧き上がる恐怖で体の震えが止まらない」とするコメントを発表した。 コメントの書面によると「目が覚めたら部屋中に白い煙が充満し、炎が上がっているのが見えた」と振り返り、「大手証券会社として信頼を寄せていた方に裏切られた衝撃は大きく、家族以外に疑心暗鬼になり、精神的に疲弊している」と明らかにした。 被告には「事実を正直に認め、厳罰に処して犯行の重さを自覚してほしい」とした。