【新型コロナ】緊急事態宣言2週間 神奈川は感染者数高止まり、医療逼迫(ひっぱく)… 解除まで遠く
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い首都圏1都3県に緊急事態宣言が再発令されてから2週間。神奈川県内では加速度的に増えていた新規感染者数は横ばい状態となったが、依然として高い水準だ。重症の入院患者数は100人を超え、入院待機者数も90人台が続くなど、医療の逼迫(ひっぱく)度は増すばかり。2月7日の宣言解除の見通しは立っていない。 【表で見る】指標に基づく神奈川の感染状況 県内の今月22日の新規感染者数は627人。宣言発令後は9日の過去最多の995人をピークに直近では幾分抑えられているものの、高い水準での横ばい状態が続いている。 感染者の急増に伴い、入院患者や自宅・宿泊施設での療養者は増え続けている。21日現在の入院待機者は過去最多の97人に上り、医療崩壊に近い状態。各保健所の業務も逼迫しており、県所管の保健所だけでも陽性者の聞き取り調査に着手できていないものが39件あるという。
神奈川新聞社