【マタハラ】職場でマタハラに遭う妊婦!?逆子&助産院での出産などさまざまな困難を乗り越えた実体験に涙【著者に聞く】
28歳年上の夫と結婚&その後妊娠した妻のまげよ(@mageyoozu)さんは、職場の上司から不当なマタハラを受けた経験があるという。ブログで「助産院で産みました。」を投稿し、妊娠発覚後の職場でのトラブルや逆子になって助産院で出産するまでの実体験を描いている。今回は本作をお届けするとともに、著者にマタハラを受けた当時のお気持ちなどについても話を伺った。 【漫画】本編を読む 産婦人科で初の妊娠が発覚したまげよさんは、先生から「8週目」だと告げられる。里帰り出産する予定はなかったので、この産婦人科で出産しようと決めていた。 後日、まげよさんは職場で男性の上司に出産の報告をすると、出産後は「復職する予定」だとさりげにアピール。しかし、上司からは退職をすすめられてしまい、妊娠した途端に不当な扱いを受けたことにショックを隠せないまげよさん。 結局、妊娠5カ月目に自ら「退職させてください」と報告、7カ月目には退職したが、本音ではお金や赤ちゃんのためにも退職はしたくなかったという。 退職後も前職の関係で相談機関へ電話をかけたり、書類も朝から深夜まで作成していたとのこと。「出産前までには終わらせたい」という思いが強く、お腹の赤ちゃんには「ごめんね」とつぶやく日々が続く。 一方、産婦人科の定期健診では逆子だとわかり、7カ月目になっても直らず。このままでは帝王切開で出産することになってしまい、帝王切開だと予定日の2週間までに手術することになり、その恐怖にも怯えていたという。 逆子体操をしても直る気配はなく、まげよさんは電話で泣く泣く母に相談すると「○×助産院のてれさ先生なら逆子返せるかもよ!」という情報をゲット。まげよさん自身、助産院には「昔の人が産む場所」というイメージがあったが、意を決して○×助産院へ向かう。そして、てれさ先生との出会いが、まげよさんの出産を明るい方向へ導いてくれるのであった。 ――お腹の赤ちゃんが逆子だった頃、まげよさんのお気持ちをお聞かせください。 助産院では逆子のままの赤ちゃんに、先生から「この位置が気持ちいいのね~」と言われて笑っていましたが、私の内心では『なぜ赤ちゃんは返ってくれないのか』とイライラがありました。そもそもトラブルを抱えていたのが問題でした。 ――会社の上司に妊娠の報告をしたら、退職をすすめられたそうですね。妊娠中だったこともあり、精神的にも不安ではなかったですか? 不安しかなかったです。退職勧奨が違法行為だということも知りませんでした。でも、もしそれをしていたとしても、会社に盾突く(その言い方も違うけど)ようなことはできなかったと思います。穏便に…みたいな。今でも深く心の傷が残っています。 果たして、逆子は直ってくれるのか気になるところだ。まげよさんは手書き風の作品が多く、本作以外にもさまざまなエッセイ漫画を描いている。気になればぜひ一度読んでほしい! 取材協力:まげよ(@mageyoozu)