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「桜を見る会」問題の裏で進むか野党「合流」 立憲民主「申し入れ」の意味を読み解く

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 「桜を見る会」問題などで、国会で近年にない攻勢に出ている野党各党。その裏で焦点に浮上してきたのが、野党第1党の立憲民主党と、第2党の国民民主党など野党の「合流」問題だ。「合流」は実現するのか。党名は? 人事は? 政策は? 永田町の関心は早くも前のめりだ。  衆院は小選挙区比例代表並立制を採用しており、選挙区では1人しか当選しない。野党候補を一本化しなければ、自民党(公明党)候補に勝つのは難しい。だからこれまで、野党は離合集散を繰り返しながら基本的に「一つになる」方向を目指してきたし、周囲も「野党はまとまれ」と圧力をかけてきた。  問題は「一つになる」「まとまる」という言葉の持つ意味だ。さまざまな場合がある。「一つの政党になる」「複数の政党が小選挙区の候補者を一本化する」「国会では同じ会派に入るが、選挙は各政党が独自に戦う」などだ。さらに「一つの政党になる」についても、「政党Aに政党Bの議員が個別に『参加』」から「政党Aが政党Bを丸ごと『吸収』」「政党AとBが対等に『合併』」まで、さまざまな形がある。

 政治家は多くの場合、こうした意味の違いを慎重に選び発言しているが、その言葉を聞く多くの人間に、必ずしも正確に伝わってはいない。それが野党の動きをめぐる種々の誤解を生み続けてきた。  前置きが長くなった。さて、6日の野党共同会派党首会談で枝野幸男・立憲民主党代表が国民民主党と社民党に「合流を申し入れた」とされる問題である。公式見解を追うと、枝野氏が考えているのは、おそらくこんなことだと思われる。  ①現在の「国会での共同会派」を超え「一つの政党」に近い形を目指す  ②政党の「合併」ではなく、立憲民主党への他党議員の「参加」を促す  ③ただし共同会派の議員は、個人単位に加え、グループ(政党)単位での参加も認める  ④立憲民主党の側から特定の議員・グループの参加を拒むことは、あえて行わない  6日の申し入れでは「今求められているのは、『まっとうな政治』を実現するために、自民党・公明党に代わって政権を担いうる強力な政党です」との表現がある。「強力な政党」の言葉に、枝野氏の意識の軸足が「共同会派」から「一つの政党」に一歩移ったことがうかがえる。

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