格安SIMから“出戻り”宣言も ドコモ「ahamo」に乗り換え決めた人たち
NTTドコモが発表した新料金プラン「ahamo(アハモ)」が、SNSを中心に大きな反響を呼んでいる。月額2980円(税別、以下同)で20GBまでのデータ通信が可能、20GBを超えた後も最大1Mbpsの通信速度で利用できる。4Gだけでなく5Gの高速通信にも対応する。 【図解】携帯電話代は乗り換えなくても、プラン変更で毎月5000円超安くなる例も
この20GBは海外82の国々・地域でも追加料金なく利用可能。通話は1回5分まで国内通話が何度でも無料だ。しかも、2年縛りや新規契約事務手数料、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)転出手数料なし。手続きは店頭ではなくオンラインとなる。
こうした破格の料金プランから、多くのスマホユーザーたちに衝撃が走っているようだ。サービス開始予定は来年3月にもかかわらず、すでに乗り換えを決めたという声も出ている。
「ドコモが本気出しすぎです。今はauを使っているのですが、価格には本当に驚きました。まさかここまで安いプランを大手キャリアが出してくるとは……」
そう語るのは、食品メーカーで働く40代の男性・Aさんだ。auでの契約は20GB容量と5分以内の国内通話かけ放題プラン(フラットプラン20=現在は新規受付停止)で、月額約6500円払っている。今回のアハモの料金プランを見て、乗り換えることを決めたという。
「正直、格安スマホを検討した時期もありましたが、キャリアの安心感を捨てたくなかったんです。だから多少高くてもauにしてきたんですが、アハモは低価格でありながらキャリアの安心感もあります。料金がこれまでの半額になるのは大きい。先日auも新料金プランを発表しましたが、正直期待はずれ。このままなら、来年3月に乗り換えようと思います」(Aさん)
IT企業に勤める30代の男性・Bさんは、“第4のキャリア”として注目が集まる楽天モバイルを今年10月から利用しているが、このニュースに衝撃を受けたという。
「正直、アハモの発表を見て、乗り換えを早まったかな……と思うくらいショックで、ちょっと後悔しました。でも、料金は1年間タダなので、様子見にはいいかもしれません」(Bさん)