元UFCでアフガン帰りの元軍人を【才賀紀左衛門の弟子】ライト級王者のNAOが圧巻KO!
8日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)にて『BreakingDown 14』が開催。【BREAKING DOWNの超新星】NAOがフェザー級トーナメント1回戦を突破した。 今大会の目玉の1つは、“BreakingDown vs 元UFC”をテーマとしたフェザー級のワンデートーナメント。 BreakingDownからはバンタム級王者の【路上に花咲く天才喧嘩坊や】井原良太郎、ライト級王者の【BREAKING DOWNの超新星】NAO、【喧嘩自慢のプリンス】 細川一颯、【ロシアンストライカー】YURAという最強の布陣。 今回来日予定の海外勢は、朝倉未来CEO曰く「全員元UFCの選手」。【元UFCランカー】タイソン・ナム、【KOアーティスト】アラン・ベゴッソ、【アジアンバイキング】ピーター・ダネソ、【狂気の英国紳士】キャメロン・エルスの4人。 しかし、アランとピーターが大会直前に来日出来なくなるトラブルが発生。フェザー級ワンマッチとして組まれていた金森雄大vsリキの試合がそのままトーナメント1回戦に昇格した。 キャメロンは16歳からイギリス軍に従事した元軍人であり、プロ戦績は11勝10KO。その内、1分以内での勝利が7回あるというまさにBreakingDown向きの選手。 BreakingDownファイターを心底見下し、「アフガニスタンでたくさんの死体を見てきた。それに比べたらここはチューリップ畑だ」と皮肉る一方、「この大会は将来的にグローバルなものになるので今後もたくさん関わっていきたい」とBreakingDown自体には高評価を下すクレバーさも見せている。 NAOは才賀紀左衛門の弟子であり、格闘技を始めて1年程度にも関わらずプロ格闘家を倒してBreakingDownライト級王座戴冠を果たした才能の塊。NAOがキャメロンに勝てばBreakingDown王者の実力が世界に通用することを示せる試合だ。 ゴングが鳴るとNAOがジャブや前蹴りで牽制。キャメロンはしばらく様子見に徹していたが、いきなりギアを上げて突っ込みながら左右のフックを振り回していく。 しかし、野田が顔面に膝蹴りを叩き込み、キャメロンがよろけたところへNAOが金網に詰めてワンツーでラッシュ。キャメロンが尻餅をつくとレフェリーが試合をストップ。NAOが完璧なKO勝利を収めた。 BreakingDown王者が元UFCファイターをKOするという事態に場内は大熱狂。他の1回戦でも井原が元UFCランカーのタイソンをワンパンKOしており、一番の目玉だった元UFCファイターはそうそうに全員トーナメントから退場。 大波乱づくしのフェザー級トーナメントはさらなる荒れ模様を見せそうだ。