鴨川市長選に佐々木市議が立候補を表明(千葉県)
来年3月2日告示、9日投開票の鴨川市長選挙に、市議会の前議長で保険代理店業の佐々木久之市議(54)=同市太海=が、立候補を表明した。3日に自身の事務所で記者会見を開き、「長谷川孝夫市長の後継者として、独自のアイデアを加えて市政を継続していきたい」などと決意を語った。 佐々木氏は、長狭高校から帝京大学経済学部に進み、卒業後は東京都の企業に勤め4年間、都内や大阪府で勤務した。地元に戻り、家業の採石業、保険代理店業を営み、2014年の市議選で初当選し、現在3期目。 市議会の総務常任委員長や議長、安房郡市広域市町村圏事務組合議会議長、鴨川青年会議所理事長、市教育委員長、鴨川松島再生プロジェクト協議会長などを歴任している。 青年会議所活動で「政治に関心を持った」という佐々木氏。市議として経験を積む中で、「まちをよくするため、自分のやりたいことに取り組むには、市長になるしかない」という思いが強くなったという。 城西国際大学安房キャンパス跡地、厳しい財政など、市政に多くの課題が山積する中、「旧態依然のやり方では通用しない」と感じ、「若さと民間経験を生かし、スピード感を持って解決に取り組みたいという強い思いに駆られた」と、立候補の理由を説明した。 「市政は継続」を強調。長谷川市長が教育長時代に、佐々木氏が教育委員を務めており「政治に導いてくれた。立候補に当たり長谷川市長から、やり残したことを任せると言われている」としており、「まちづくりの方向性については、できる限り引き継いでいく」という。 「厳しい財政だが、稼げるものにはお金を投入し、地域経済活性化、市民の生活水準の底上げを柱に、心豊かに活気あふれるまちをつくっていきたい」としている。