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添い寝屋になった男描く「クローゼット」予告解禁、佐々部清らのコメントも到着

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映画ナタリー

「クローゼット」の予告編がYouTubeで公開された。 本作は交通事故で“男性機能”が不能になった男が“添い寝屋”として多くの人々と巡り会い、自分を取り戻していく物語。三濃川陽介、栗林藍希、新井郁、尾関伸次、青柳尊哉、篠田諒、永嶋柊吾、草村礼子、渡辺いっけいがキャストに名を連ねた。 【動画】「クローゼット」予告編(メディアギャラリー他6件) 予告編には、仕事漬けの看護師、30歳の処女、恋人を亡くしたゲイ、一人暮らしの老婆、歳下の男に恋するOLといった顧客に対応する男の姿を収録。そしてホストクラブにはまった女子大生・七海の「ねえ、一緒に死んでくれる?」というセリフも収められている。 このたび本作を鑑賞した著名人のコメントも到着。3月に死去した映画監督・佐々部清は「苦手な映画だ。なのにラストまで集中して観ることが出来た。なぜだろう? 俳優たち一人一人が、作品の中の自分の役割をしっかり理解して応えているから。そして、その一つ一つのピースを上手く組み立てた演出にも拍手」と称賛している。 「ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~」の進藤丈広が監督を務めた「クローゼット」は、10月30日より東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開。 ■ 佐々部清(映画監督)コメント 苦手な映画だ。 なのにラストまで集中して観ることが出来た。 なぜだろう? 俳優たち一人一人が、作品の中の自分の役割をしっかり理解して応えているから。 そして、その一つ一つのピースを上手く組み立てた演出にも拍手。 今の日本の人たちって、こんなに寂しいのかなぁ…切ない。 ■ 佐藤東弥(日本テレビディレクター / 映画監督)コメント スクリーンの中で静かで優しい時間が流れて行く 孤独を癒すゼロレンジ 紛い物だったものは真実に変わって行く 観終わって、リアルな世界にもまだ希望があるのではと思わせてくれた 社会的距離を取らなければならない今だからこそ心に響く映画でした ■ 深川栄洋(映画監督)コメント どうしてこんなに苦しいのに、ここから離れられないのだろう。 眠っている内に誰かに追い越されてしまいそうで、焦ってしまって眠れない。 東京の早い流れに棹さすことも堰き止める事もできない内に、どんどん追い込まれて傷ついていく。 こんな街から出て行けば良いのに……。 僕がまだ敏感だった頃に感じていた背中を伝う汗を思い出した。 誰かに甘えさせてもらいたいだけなのに、誰かに触れてもらいたいだけなのに。 クローゼットの奥にしまい込んだ敏感なものを、目を瞑っている間だけでも誰かに知ってもらいたかった。 そんな繊細なことを考えていたらスクリーンは暗くなっていた。 ■ 江上敬子(ニッチェ)コメント 大人になると寝るのが下手くそになりますよね。私もその1人です。 添い寝屋さんのお客さんが何人か出てきますが、きっと自分と重なる人が1人はいるはず。 私は自分とあの子が重なった!(観たら分かると思います) みんな心のクローゼットに何かを仕舞い込んで、不安で眠れないのかも。 観た後は、何故か許されたような気持ちになって、心地良くて眠たくなりました。 今の時代に必要なのはこんな映画だ!! ■ Kelly A. Harrison(シネクエスト映画祭審査員)コメント 東京では孤独な客が“添い寝”に金を払う。 それは、マッサージ、寄り添い、眠り……誰かに抱かれる快楽にすぎない。 しがらみを断ち上京した佑は、添い寝屋で仕事を始める。 緊張して寡黙だった佑だが、しだいに女性客と同じように男性客ともやっていけるようになる。 彼にしかない立ち位置は、客たちがクローゼットに封じる真の姿に立ち入らないことだった。 繊細な演技と瞑想的なセリフが、救いや優しさを求める人々の本来の姿をあぶりだし、その心を深く探っていく。 (c)2020「クローゼット」製作委員会

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