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柳楽優弥「山あり谷あり」の俳優人生 30歳を迎えたいま

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シネマトゥデイ

 大ヒットの映画『今日から俺は!!劇場版』や、8月15日に放送されたNHKドラマ「太陽の子 GIFT OF FIRE」など話題作が相次ぐ俳優・柳楽優弥が今年で30歳を迎え、自身初となるアニバーサリーブックを発売する。そんな柳楽が、「山あり谷ありだった」とこれまでの俳優人生を振り返った。 【写真】真っ白なシーツにつつまれた柳楽優弥  30歳を記念して発売される「やぎら本」は、台湾、東大和市、ニューヨークなど、本人ゆかりの地で、有名カメラマンが撮り下ろした写真や、マネージャーによる密着オフショットなどのほか、役者人生からプライベートまでこれまでの半生を振り返るロングインタビュー、そして是枝裕和監督、クエンティン・タランティーノ監督との対談、ドラマ共演をきっかけに親交のある松坂桃李、岡田将生との鼎談など、彼にゆかりのある人たちとのインタビューが収録されている。

 2004年の『誰も知らない』で、当時14歳にして第57回カンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞を獲得した柳楽だが、そのときの審査委員長がタランティーノ監督だった。「でもこれまで1回もお会いしたことがなかったんです」と明かす柳楽は、「実は当時、学校のテストがあったので、(カンヌから)日本に帰ってきてしまったんです。15年の時を経てようやく会うことができた」と笑顔を見せる。

 是枝監督、タランティーノ監督という、柳楽の人生を変えた2人との対談は、大いなる刺激があったようだ。「たぶん今だからこそ、ちゃんと向き合って話せるようになったんだろうなと思うんです。14歳の時はもちろん子どもでしたし、そこから15~16年ぐらいたって、ようやくその過去のこと、デビューしたときのこと、最近の僕の活動について、是枝監督から聞くこともできたし、タランティーノ監督も面白がってくれた」という柳楽は、「パーソナルブックを作ったことで得られるものが多かったし、本当にやって良かった」と満足げだ。

 2人にはどうしても聞いておきたいことがあったという。「これから公開される映画、例えば『HOKUSAI』や『太陽の子』(両作とも2021年公開予定)なんかもそうなんですけど、映画ではしっかりしたテーマの主人公を演じる機会が多いんです。だから『主人公になにを求めますか』ということは、是枝監督にも、タランティーノ監督にも聞きました。僕としてはそこが気になるポイントだったので」という柳楽。そんな彼の質問に対して、2人ともしっかりと丁寧に返事をしてくれたことに感激した様子の柳楽は、「どちらもこれから自分の支えになるような言葉で、とても勉強になりました。映画ファンの方にも面白がってもらえる内容になっているんじゃないかなと思います」と自負する。  だが、14歳で世界的に注目を浴びたことで、プレッシャーに感じた時期もあったという。「やはりデビューが少し特殊でしたからね。もちろんそれはラッキーなことなんですけど、真面目に向き合いすぎたというか、10代のころはもう少し肩の力を抜くことができれば良かったのかなと今となっては思います」と振り返る柳楽。カンヌという大舞台での評価に苦しんだ彼は、一時期はメディアの露出も減り、アルバイトをしていた時期もあったという。だが2012年、そんな柳楽のもとに故・蜷川幸雄さん演出の舞台「海辺のカフカ」で主演のオファーが舞い込んだ。

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