FC東京・高宇洋「ジェットコースターのような」移籍1年目 司令塔として磐田戦で連敗ストップ誓う
FC東京は30日、敵地・ヤマハで磐田と対戦する。今季新潟から新加入したMF高宇洋(26)が移籍初年度の総決算となる残り2試合に向け、「残り2試合で今年やってきたことを表現しなければいけない」と語った。今季途中から主将も担う青赤の操舵(そうだ)手が、連敗ストップのミッションに挑む。 開幕戦はベンチ外で始まり、シーズン途中からは主将の一角を担ってきた。その移籍1年目を「ジェットコースターのような1年だった」と言い、こう続けた。 「入ってきて難しいと感じることもあったし、自分の成長も感じられた1年でした。いろいろ大変な時期もあったけど、間違いなく前には進めている。ラスト2試合でそれを表現したいし、終わらせ方は絶対に大事。そういった意味で、自分のプレーを表現したい」 前節は6月30日の福岡戦以来、15試合ぶりに先発を外れ、ベンチから試合を見守る時間も長かった。だからこそ、高は「攻守で常に関わっていきたい。高がいるからチームが勝つし、いいサッカーをしているという存在感を出したい。それをチームの勝利に還元できればいい」と言葉にする。 チームは2試合無得点で連敗中。残留争いが懸かっている磐田も死に物狂いで、この一戦に臨むはずだ。高も前回対戦を振り返り、ブロックを組む磐田に対して「チームとして停滞感もあった。一つのボールに対して全員が関わることができればいいリズムはできる」と言う。 人と人をつなぐ司令塔は、今季の残り2戦で「1点でも取って(同学年で今季2得点の)FW小柏よりも多く点を取って終わりたい」と白い歯を見せた。
中日スポーツ