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三重県 コロナ最優先も財政難 来年度の経営・予算方針

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伊勢新聞

 三重県は6日の県議会全員協議会で、令和3年度の経営方針案と当初予算調製方針を示した。経営方針案は「新型コロナ危機の克服に向けて最優先に取り組む」と明記。来年の三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)にも注力すると定めた。一方、予算調製方針案は「厳しい財政運営の継続が予想される」とし、緊要性の低い事業は「厳しく見直す」としている。  経営方針案は「感染拡大に伴い、社会の分断や格差が浮き彫りになった」と指摘し、デジタル技術の普及やSDGs(持続可能な社会)の浸透によって「コロナ前より良い社会」を実現させると定めた。  その上で、感染拡大に備えて医療・検査体制の充実と感染防止対策の強化を図ると明記。宿泊療養施設を確保する新たな制度の運用や、民間施設を災害時に避難所として活用する市町への支援も掲げた。  来年の三重とこわか国体・とこわか大会は「昭和50年の三重国体と同様、非常に困難な状況での開催」としつつ「感染症の収束が見通せなくても安全安心に開催できる新しい価値を示す」としている。  志摩市での開催が予定される「第9回太平洋・島サミット」については「大成功に向けてオール三重で準備する」「新型コロナ拡大で疲弊した地域経済を回復させる一助につなげる」などと定めている。  予算調製方針は「行財政改革の成果が着実に現れている」としつつ、県税収入の悪化を想定して「厳しい財政運営の継続が予想される」と指摘。「全事業で必要性や緊急性を検証し、厳しく精査する」とした。  政策的経費の要求額は、公共事業を含めて前年度当初予算以内とするよう各部局に要請する一方、新型コロナウイルス対策に充てる特別枠を新たに設け、政策的経費とは別に予算を要求できることとした。  県有施設の新築や建て替えを禁止する、いわゆる「ハコモノ禁止令」は継続しつつ、前年度に続いて老朽化が深刻な施設の建て替えは認める。人件費や社会保障関係経費などは必要最小限で要求させる。

伊勢新聞