【2021年春夏】キム・ジョーンズがついにデビュー!「フェンディ」オートクチュール コレクション…伝説のスーパーモデルたちも登場
1月27日、キム・ジョーンズによる2021年春夏オートクチュール コレクションのショーを公開したフェンディ。ウィメンズの新アーティスティック ディレクターに就任した彼のデビューコレクションとなった今回のショーは、どのようなものとなっていたのだろうか? 伝説のスーパーモデルたちが登場したランウェイの写真とともに、ショーの様子を振り返ってみよう。 【写真】90年代のファッション界を席巻した、21人のスーパーモデルたち
フェンディ
ウィメンズの新アーティスティック ディレクターに就任したキム・ジョーンズが、クチュールコレクションで輝かしいデビューを飾った。ケイト・モスやクリスティー・ターリントン、ナオミ・キャンベルといったスーパーモデルたちが登場し、オープニングは女優のデミ・ムーアが務めた。
シアーなパールの格子のドレスや、メンズウェアのテーラリングとクリスタルの野生の花を融合させたドレス、フェミニンなスーツは、作家のヴァージニア・ウルフが主要メンバーのひとりであり、姉の画家ヴァネッサ・ベルの作品やインテリアも有名なイギリスのブルームズベリー・グループの感性に、ある種インスパイアされたもの。
「僕はこのファミリー、特にこの2人の先駆的姉妹がものごとを前に進めたやり方が好きなんだ。彼女たちの生き方、彼女たちが自分たちのために創り上げた自由、世の中のために遺したアートを高く評価している」とジョーンズ。
そのインスピレーションを、イタリアの彫刻とフェンディのアーカイブ、そして全ての女性のパワー、特にフェンディ姉妹のパワーでまとめあげた。「フェンディは最高ランクのクラフツマンシップの象徴であり、ファミリーを大事にしている」とジョーンズ。 「現在は3代目が指揮をとっているフェンディを4代目に引き継ぐ間、ゲスト出演しているのが僕なんだ。愛し、尊敬してやまない強くパワフルな女性たちに囲まれ、僕は彼女たちのエネルギーを作品に込めているんだよ」。
Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR.com