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「世界卓球は8:2、卓球ジャパン!は3:7」とは?【平野早矢香に聞く】(第5話/全5話)

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いよいよ全5回のインタビュー記事も、最終話を迎える。 「卓球ジャパン!」収録開始前に時間をもらったインタビュー時間は、平野早矢香氏から繰り出される質の高い答えで、あっという間に時間が過ぎてゆく。 取材は終わったが、スタジオ収録も見学させてもらいながら、“卓球を伝える”ということについて考えた。 【写真】卓球の魅力を語るロンドン五輪銀メダリスト・平野早矢香氏

世界卓球は8:2、卓球ジャパン!は3:7のバランスで

――平野さんが話すとき、具体的に視聴者の卓球レベルって想定しているんですか 平野:100人の方がいて、100人全員が完璧って思う解説ってないと思うんです。 この人にとっては物足りないけど、この人にとってはわかりやすいっていうことがあると思うので、そのバランスをとっておくっていうのが大事だなと。 普段、世界卓球の解説などでは、8割くらいは初心者の人が分かるように。でもそのなかに2割、ちょっとわかんなくてもいいけどこんなこともあるんだっていう高度な要素も入れる。 はじめは9:1だったのを、今は8:2にしています。もっと卓球ファンが増えれば7:3とかになってもいいと思います。野球とかと同じです、みんながいろんな用語を使う。卓球も今は、チキータってみんな言うようになりましたよね。 卓球ジャパンはまた違って、6、7割は普段、卓球の関係者と話している感じで話してます。でも残りの3割は絶対忘れてはいけない。そういうバランスを意識して話してます。

番組プロデューサーにも聞いた

卓球専門メディアとしても共感できる話だ。 番組収録の合間を縫って、番組プロデューサーの柳澤健一郎氏にも制作上の狙いなどを聞いた。 ――そもそも番組スタートのきっかけは何だったのでしょうか 柳澤:世界卓球の中継局として、面白い試合はたくさんあるのに、中継枠ではとても紹介しきれない。もっと有効活用しようよ、という気持ちが一つ。 もう一つは、卓球はこんなに面白いんだけど、実際の試合の中継では、展開が早くて魅力を伝えにくい。実況も解説も。だから、もう少し、ゆっくりじっくり伝えたいな、という思いがありました。 ――現在はどういう方針で制作していますか 柳澤:2年以上やってきて、もう少し踏み込んでも良いのかなという気になっています。 “卓球は詳しくないけどいいですか?”と言いながらもMCを引き受けてくれた武井さん(武井壮)がこんなに詳しくなってきていることからも(笑)、もっとレベルを上げていった方が出演者も満足してくれる。 そう考えたときに、僕らの場合のさらなるレベルアップは、広い層にたくさん、ではなくて、もっと卓球ファンが「うんうん」って頷いてくれる、より深い方向を目指そうと考えています。 ――MCとしての平野早矢香さんはどう見ていますか 柳澤:本当に喋れる人だなと(笑)。卓球という非常に奥が深いスポーツを、わかりやすく言語化してくれる人は、正直、女子では平野さん以外考えられない。ありがたいです。 ずっと一緒にやってきましたが、今でもスタジオで見ていて、すごいなあと思います。 ――柳澤さん自身と卓球の関わりは 柳澤:世界卓球がテレ東で放送が始まるとき、編成部にいて卓球を担当していました。そこから、なんだかんだ卓球中継にはずっと関わってきたので、今、ワールドツアーでも世界卓球でも日本選手が当然のように最終日に残っている今の状況は、とても感慨深いです。 ――Rallys読者にも一言お願いします 柳澤:常々、僕らもRallysさんの記事には勉強させてもらってます。大会報道も、戦術面の記事も。 オリンピックが一年延期にはなりましたが、今、卓球文化が高まってきている中なので、ぜひみんなで卓球を盛り上げましょう。

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