韓国・伊大統領が “四面楚歌”でも強気なわけ 非常戒厳で謝罪から一転「退陣しない」 明日弾劾採決
■与党8人が賛成すれば成立 この談話を受け、「国民の力」の韓代表は即座に記者会見を開き、尹大統領を厳しく批判した。韓代表は「今回の談話によって、大統領がもはや職務を遂行する能力を欠いていることがより明確になった」とし、「事実上、大統領が内乱を自白したも同然だ」と述べた。そして尹大統領の「国民の力」からの離党を求め、14日の採決で賛成すべきだと主張したのだ。 韓代表のこの発言を受け、彼を支持する与党所属の国会議員の中から弾劾に賛成の意向を表明する動きが相次いだ。与党内から8人が賛成すれば弾劾が成立するが、12日午後までに少なくとも6人の党所属議員が公式に弾劾の採決で賛成を表明しており、現地メディアによると7人が賛成の意向との報道もある。 一方、同日、「国民の力」の国会議員代表として、尹大統領の最側近とされる権性東(クォン・ソンドン)議員が新たに選出された。 権氏は党の方針である「弾劾反対」を堅持する立場を明確にし、韓代表を支持しない党内議員をまとめ上げる意向を示している。そのため、14日に再び否決される可能性もある。 もし否決された場合、国民は毎週、弾劾採決の場面を生中継で目にすることになるという異例の状況になっている。 (ノ・ミンハ/現地ジャーナリスト)
ノ・ミンハ