「顔よりも筋肉に目がいきます」日本人女性初の「筋肉のプロ」山田朝美が語る、筋トレ女子の恋愛事情
コミックDAYSで連載中の『たくましさんは毎日最強』の主人公・たくましさんは、完璧な肉体と健やかな精神を持つジムトレーナー。だが男性が苦手で男性会員が入会してくるとドキドキして仕事が手がつかなくなってしまう。そんなある日、イケメンモデルがたくましさんを指名して入会することに!? 9月11日に第1巻が発売されることを記念し、日本人女性ではじめてボディフィットネスのプロ資格(IFBBエリートプロ)を獲得しているリアル“最強の主人公”ともいえる山田朝美さんにスペシャルインタビューを実施。 【前編】筋トレは「男ウケ」ではなく「自分のため」…日本人女性初の「筋肉のプロ」山田朝美が、「筋肉のためなら何でもする」理由に引き続き、『たくましさんは毎日最強』を読んだ感想や、山田さんから見たたくましさん像、筋トレに励む女子の心境や、心身を健やかに保つトレーニングの極意などをたっぷり教えて貰った。
筋肉のため、食事管理はマスト
ーー山田さんが日常生活で一般の方と違うなと感じられることはありますか? 山田:食事ですかね……せっかく誘って頂いても大会の前だと減量をしているのでお断りしてしまいます……大会前は特に食べる物の内容、量、時間を決めているので。 ーー確かに。食事はかなり気を遣われるところですよね。 山田:食事はそのうち相手の方が気を遣って誘われなくなります。それは筋トレをしている人の“あるある”じゃないでしょうか。 ーーデートの誘いもお店のセレクトが重要になってきますよね? 山田:フフ。多分、揚げ物のお店に誘われたら行かないですね(笑)。 ーー『たくましさんは毎日最強』のエピソードで女子会のシーンがあるんですけど、ご友人たちとの食事はどうされているんですか? 山田:大体、自分がお店を決めさせて貰っています。とはいえお気に入りの焼肉屋か馬肉のお店があるのでいつもそこに集合!って感じです(笑)。
自分より細い人に告白されても「信じられない」
ーー作中で、たくましさんのことを好きな永原さんというイケメンが出てくるのですが、結果的にいつもたくましさんに守って貰っています。たくましさんは男性を守ることになんの躊躇もありませんが、永原さんは気にしているようです。 山田:ああ、わかりますね! 自分も男性に守られたいとかリードされたいとかは気にしないです。 ーーでは永原さんは山田さんにとって恋愛対象にならないわけですね。 山田:そうですね(笑)。友達として接するのは問題ないと思うんですけど、お付き合いしてもおそらく価値観が合わないので上手くいかないと思います。 ーーどんなにイケメンでも体力がなかったり、精神的に不安定だと魅力を感じない? 山田:自分もたくましさんと似たところがあって、そもそも自分より筋肉がない人や、自分より細い人が私のことを恋愛対象として見るわけがないと思うんです。例え告白されたとしても「信じられない、そんなわけないでしょう」と。 ーーまさにたくましさんと同じですね。価値観が近いほうが良いのかも知れませんね。 山田:そうですね。やはり筋トレとかスポーツをしている人のほうが話が合うと思います。恋愛ドラマを見ていても、ストーリーには共感しても、俳優さんの容姿にはあまり興味がありません。筋肉質な方であれば筋肉は見てしまうかもしれませんが。それは男性に限らず女性もそうですね。 ーー顔よりもまず筋肉に目がいくわけですね。 山田:自分の場合は、足の筋肉をもっとつけたいと思っているので、自分が強化したいと思っている足の筋肉が発達している人は素敵に見えます。なので、オリンピックを見ていても、身体の使い方とか、どこの筋肉を使って身体を動かしているのかとか、体幹の使い方は見ます。 ーーまずは筋トレですね。 山田:やっぱり身体を動かすことは健康の為にもいいと思います。そしてせっかくジムに通うなら走ったりバイクを漕ぐだけじゃなく、筋トレもして筋肉を鍛えることをしたほうがいいと思います。代謝も良くなって痩せやすくなりますし、なにより太りにくい身体を作れます。筋トレまで見据えてジムに通って欲しいなと思います。