小池都知事が定例会見12月17日(全文1)都庁北展望室などに大規模接種会場を開設
東京都の小池百合子知事は17日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「知事の今年の漢字「株」 30年ぶり高値更新 東京都・小池知事が定例会見(2021年12月17日)」に対応しております。 【動画】知事の今年の漢字「株」 30年ぶり高値更新 東京都・小池知事が定例会見(2021年12月17日) ◇ ◇
東京は牛乳の一大消費地
小池:それでは、牛乳を飲みます。なみなみとついでくれちゃって。ということで、これ、東京牛乳。冒頭、失礼をいたしました。これは牛乳や乳製品の原料となる生乳ですけれども、年末年始に大量廃棄されるという、そういう懸念が出ていること、皆さんも報道でお伝えになっているかと思います。量的には約5000トン、1リッターパックの牛乳、これの500万本に相当するということらしいんですね。コロナ禍で飲食店向けなどの需要が落ち込んでいることによって、それから年末年始ですから、学校給食向けの需要もないということも原因とされている。 東京、実は牛乳の一大消費地なわけです。これだけの人口がいるわけですからね。栄養たっぷりな牛乳であります。今日は私、皆さんの前で飲ませていただいた、これは東京牛乳でありまして、これは1964年の東京大会のときにも多くの選手にご提供された東京牛乳です。東京の地域の特産品でもありますし、ある意味、地産地消ということもあります。もっと広く日本中の、今、牛乳を扱っておられる方々、大変苦労しておられますのでね。どうぞ、都民の皆さん、子供さんにとっても栄養価高いですし、ぜひこの際、いろんな思いで、みんなで牛乳を飲んでいこうという、その印をまず私自身お示しをさせていただいたというところでございます。冒頭失礼いたしました。
今日新たにオミクロン株が2名判明
さて、コロナです。まずオミクロン株への対応についての最新状況についてご報告いたします。東京都の健康安全研究センター、健安研、こちらにおいてオミクロン株に対応した都独自の変異株PCR検査を行っておりますが、このセンターのゲノム解析で、今日新たにオミクロン株が2名判明いたしております。判明した2人とも、現在陰圧装置のある病院に入院をしていただいています。 2名のうちの1名ですが、オミクロン株が判明して、きのう公表いたしましたね。海外から帰国された方の濃厚接触者の方。この方がオミクロン疑い患者の濃厚接触者と判明した早期の段階から、最初の方の段階から保健所と連絡を取っておりまして、そして2人目の方、勤務先、ご家族など、10名を濃厚接触者としまして、それぞれ所管の保健所から連絡をして、宿泊療養施設に入所、または自宅で待機をされているという状況です。都といたしまして、このオミクロン株の対応で、患者さまの人権にも配慮しながら、厚生労働省や関係自治体と連携して、積極的な疫学調査をできるだけ幅広に行っております。 この方の勤務先ですが、保健所と連携いたしまして対象を今申し上げたように幅広に取るということと、それからそれはすなわち周囲の方だけでなくて、同じフロアにいらした方についても検査を実施しております。 そして先週日曜日には天皇杯、川崎の等々力の陸上競技場において、この方の周辺の席でサッカーの観戦を行った方々も、関連する自治体とも連携しまして検査をしていくなど、現在封じ込めに全力を挙げているところです。そしてきのうも申し上げましたけれども、当日、等々力陸上競技場にいらっしゃった方で、どうも体調優れないなという方は、どうぞお近くの医療機関で検査を受けていただくよう、お願いいたします。 本日の判明しましたもう1名の方でありますけれども、オミクロンが判明したもう1名の方、この方は海外から帰国された方。今月の11日に帰国された。空港検疫では陰性。ただ、翌日12日に発症されて、本日ゲノム解析によってオミクロン株の患者だということで、判明したというのが時系列です。 この方の濃厚接触者に関しては、ご家族は3名、特定できております。そしていずれもPCR検査の結果は陰性ではありましたが、このご家族にも宿泊療養に入所を勧めているところで、健康観察も行っております。