韓国「弾劾」集会は「アイドルのイベント?」…応援グッズを持って集まった若者世代
【12月09日 KOREA WAVE】ソウル汝矣島の国会議事堂前で8日開かれたユン・ソンニョル(尹錫悦)韓国大統領の退陣を求める集会に、10代や20代を中心としたMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)の市民らが多数参加した。彼らはアイドルの応援グッズを手にスローガンを叫ぶなど、自由で個性的な方法で抗議の意思を示した。 市民団体「ろうそく行動」が主催したこの集会は、午後3時から始まり、寒い天候にもかかわらず警察推計で1万1200人、主催者推計で10万人が参加した。 集会にはアイドルの応援グッズ「応援棒」を持った若者たちが目立った。ステージではアイドルグループの名前が次々と読み上げられ、各グループのファンが歓声を上げた。また、スピーチでは参加者が好きなミュージカルの名せいふを引用するなど、創意的な方法でアピールした。 ある高校3年生の参加者は、アイドルグループ「MONSTA X(モンスタエックス)」の応援棒を手に「モンスタエックスのメンバーがラジオ放送で戒厳令について語ったことを知り、その勇気に感銘を受けた。私も勇気を出してここに来た」と述べた。また、受験生としての不安定な状況に触れ、「これ以上若者たちが不安に陥る社会を見たくない」と訴えた。 他にも、大学生やミュージカル好きの高校生らが次々とステージに上がり、自らの思いを語った。ミュージカルの名せりふ「世の中が暗ければ暗いほど、希望をより明るく輝かせよう」を引用し、「独裁政権は退陣せよ」と声を上げた参加者もいた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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