ウェントワース・ミラー、ドラマ「プリズン・ブレイク」には「もう出演しない」
今も多くの人から愛されているドラマ「プリズン・ブレイク」。アメリカでは2009年に放送が終了したけれど復活を願う声、このドラマで大ブレイクしたウェントワース・ミラーに主人公マイケル役を再び演じてほしいという要望は根強い。
そんな中、ウェントワースが先週末インスタグラムに真っ白な画像と共にメッセージを投稿した。彼は2013年、ロシアで成立した「同性愛宣伝禁止法」に抗議してするためにサンクトペテルブルグ国際映画祭への出席を拒否、さらに自分がゲイだとカミングアウトしていた。それが原因で彼のSNSのアカウントには中傷が多数書き込まれているという。ウェントワースはヘイターたちを批判、コメント欄を閉鎖することを考えていると明かしている。その理由についても「僕のことはどうでもいい。僕がこのスペースで虐められることはない。僕には削除する、ブロックする、アカウントを閉じる力があるから。でも僕のアカウントを見ているクイアの子、自分の性的志向を最近カミングアウトした人やそうしようと考えている人にこういうコメントを目にして欲しくない」と綴っている。
さらにウェントワースは「関連して伝えておくと、僕は正式に『プリズン・ブレイク』から外れた」と宣言。「SNSの中傷が原因ではなく(それがこの投稿の焦点ではあるけれど)、異性愛者の役は演じたくないからだ。彼らのストーリーはもう語り尽くされてきた」「だからもうマイケルは演じない。もしあなたがドラマのファンで新たなシリーズを望んでいるならがっかりするのはわかる。申し訳ない」。
ドラマで兄役を演じたドミニク・パーセルもこの決断を称賛。「君の理由を100%支持するし理解する。自分の健康のため、自分に正直であるために君がそう決断したことを嬉しく思うよ」とコメントしている。 これは「プリズン・ブレイク」の卒業宣言であると同時に、自分らしい物語を演じハリウッドの多様化に貢献したいというウェントワースの決意表明。彼のこれからのキャリアを楽しみにしたい。