大阪府・吉村知事が定例会見6月30日(全文2)5波が来るなら7月中旬から下旬
7月中はいわゆる警戒集中期間
もう1つ、僕自身が思ったのは、7月中はいわゆる警戒集中期間と、確かそういう言い方だったと思うんですけど。集中警戒期間と。これを作成しながら、その期間に7月は指定して進めていきたいと思っています。やはり先ほど申し上げたとおり、僕は今度、5波が来るなら7月の中旬から下旬だと思っています。非常にリスクの高い期間だと思っています。それからワクチンが7月末までに高齢者にほぼ行き渡りますけれども、それがどのぐらい重症者を抑える効果になるのか、まだ日本ではなかなか数字もありませんし、どういう効果が出るかも分かりづらいので、そういったことも進捗も見る必要があると。 もう1つはデルタ株の影響です。デルタ株、イギリスなんかでは、ほかの国でもぐっと増えていますけれども、デルタ株の感染力を見定めると。すでにデルタ株は大阪にもありますので、増えつつあります。東京でも増えつつある。この動きというのはぜひ7月中は見たいと思っていますから、この辺りの、7月については集中警戒期間とした上で、8月1日以降、出口戦略の対象期間にしていきたいと思います。このころには高齢者のワクチン接種もほぼ終わった状態からのスタートだというふうに考えています。 司会:よろしいですか。
ロードマップ作成で改善すべき課題は
読売新聞:あともう1個。会議の中で、各幹部の皆さんからいろいろ、さまざまな課題が、指摘が出ていたと思うんですけども、今回、会議を受けて、知事としてはロードマップ作成に当たって改善していくべき課題というのは、何か見つかったものというのはあるんでしょうか。 吉村:なので、まずワクチンの進捗に合わせて、今度、横軸として何を置くかということだと思っています。まず原案では重症者数が置かれましたけれども、やっぱりここは藤井部長が言うように、重症者数というのは一時減少なので、それだけを横軸に置くというのはちょっとおかしいのではないかというような、まさにそういう意見はそうだろうなというふうに思いました。じゃあ横軸は何を置くのかということをちょっと庁内でも詰めてもらいたいと思っています。 それからいろんな行動要請とリンクさせないほうがいいんじゃないかという意見もあったんですけども、リンクさせないほうが簡単なわけですけど、ロードマップの作る難しさというのはやっぱりそこにあるわけであって、単純にワクチンを接種しましょうよというのだけではあまりロードマップの意味をなさないと思いますから、じゃあそこの中身の行動要請、もちろん感染急拡大したときにはそこじゃないことをやることは当然あるんですけど、それを前提としながらもそこといかにリンクしていって、あ、今はこの辺にいるからもうちょっと頑張ればもっといろんな行動ができるようになるなと思えるような、何か出口に向かって前へ進もうと思えるようなものをやっぱり作っていきたいと、ここはもう全員の共通認識なので。そこが一番難しいけども、そんなのをやっていきたいと思っています。あとはもう中身、フルオープンにしましたから、ちょっとそこで皆さんに見ていただいたとおりです。 司会:よろしいですか。そしたら次の質問。そしたら前、ABCさん。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見6月30日 全文3に続く