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製錬8社の4~6月期、5社が最終減益。コロナで需要減、通期も5社が最終減益見通し

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鉄鋼新聞

 非鉄製錬大手8社の20年4~6月期連結決算が出そろった。新型コロナウイルスの影響に伴う需要の減少に加え、銅や亜鉛などの非鉄金属価格の下落などから全社が減収、8社中5社が最終減益となった。通期予想では「未定」としているDOWAホールディングスを除く7社中5社が最終減益(最終赤字を含む)見通しとなった。  三菱マテリアルは新型コロナの影響で自動車関連需要が大幅減少したことに加え、銅価格の下落や国内のセメント需要の減少などから最終減益となった。住友金属鉱山は金価格の上昇があったものの、銅やニッケルなどの価格下落に加え、材料事業の在庫評価影響の悪化、持分法投資損益の悪化などから最終減益。DOWAホールディングスは非鉄金属価格の下落に加え、新型コロナの影響で伸銅品や熱処理など自動車関連需要が大幅に減少したため最終減益。古河機械金属は新型コロナの影響で機械事業が減益となったほか、金属事業も銅価格の下落や鉱石買鉱条件の悪化などで減益となったため最終減益。日鉄鉱業は石灰石の減販、チリのアタカマ銅鉱山の減益などから最終減益となった。  一方、JX金属はチリのカセロネス銅鉱山の減産や硫酸価格の下落などがあったが、機能材料・薄膜材料の増販に加え、貴金属価格の上昇などから増益。三井金属は新型コロナの影響に伴う需要低迷に加え、非鉄金属価格の下落、持分法投資損益の悪化などから経常赤字となったが、投資有価証券売却益の計上などから最終増益。東邦亜鉛は在庫評価損益の好転に加え、資産売却効果もあり、最終黒字化となった。  4~6月期決算に合わせ、新型コロナの影響で「未定」としていた通期予想を4社が公表。通期予想を公表している7社中5社が最終減益を見込む。三菱マテリアルは自動車向け製品の需要減少など新型コロナウイルスによる減販影響を約1630億円と想定し、営業損益ベースでは450億円の減益要因になる見通しにあるため最終赤字予想となった。住友金属鉱山は銅やニッケルなどの価格下落影響や材料事業の減益、ケブラダブランカ銅鉱山開発プロジェクトの建設工事中断コストなどから純利益は前期比286億円の減益を見込む。