杏、佐々木希、長谷川京子… 不倫や離婚で揺れた女優たちの2021年
人気商売である女優にとって、「結婚」や「離婚」はその活動を左右するものだ。選んだ夫、別れた夫がその後の仕事に影響することもある。芸能レポーターの石川敏男氏が語る。 【写真4枚】ストラップ長く細い黒タンクトップ姿で両手で髪をあげる長谷川京子。他、ピンクドレス姿の佐々木希、黒フォーマルワンピ姿の金子恵美
「かつて松田聖子が“スキャンダルを食べて大きくなった”と言われましたが、時には離婚さえもチャンスに変えることができる。2009年に元夫の押尾学と離婚した矢田亜希子(42)も、最近ではバラエティでも“ぶっちゃけ話ができる女優”として人気が復活しましたからね」 東出昌大(32)の不倫スキャンダルで昨年離婚した杏(34)は、別れて株を上げた。石川氏が続ける。 「夫に非があったことも大きいが、3児の母として毅然とした態度を貫いた杏には女性からも応援の声が寄せられた。ファミリー層向けのCMも多かったので、離婚はダメージが大きいはずなのに、杏のCMは減るどころか目にする機会が増えている」 同様に離婚の可能性が囁かれているのが佐々木希(32)だ。昨年、夫のアンジャッシュ・渡部建(48)の「多目的トイレ不倫」が問題になった上に、大晦日の『絶対に笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)復帰騒動と謝罪会見で世間の批判にさらされた。 妻の佐々木のインスタグラムのコメント欄にまで、〈世の中が旦那の不始末で完全に嫌な思いをしてある時に笑顔でインスタ更新続ける不気味さ〉〈嫁として恥ずかしくない?〉などととばっちりの苦情が殺到した。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が語る。 「本人は気丈に仕事を続けていますが、離婚したほうがイメージの面では断然いいと思います。“子供を抱えて頑張っている”と同情から応援に変わる人が増えるはず」
夫の宮崎謙介(39)が2度目の不倫騒動を起こした金子恵美(42)の場合は、「夫婦揃って不倫をネタにするスタイルを確立し、『離婚しない』選択でテレビ出演を増やして稼いでいる」(テレビ局関係者)という。このように、「妻のままでいること」で活躍の場が広がるケースもある。 「2015年に『フライデー』で夫の浮気がキャッチされて以降、たびたび離婚危機が報じられた長谷川京子(42)は昨年ユーチューブチャンネルを開設、胸がこぼれ落ちそうなタンクトップ姿での料理や、艶めかしいエクササイズ動画を配信しています。同世代のモデル出身女優は井川遥や吉瀬美智子のように“おしとやか系”が台頭していますから、“セクシー妻”として稀有な存在感を放てるはずです」(女性誌記者) 鈴木保奈美(54)は、昨年7月に夫の石橋貴明(59)が代表を務める事務所を出る形で個人事務所を設立したことから、〈石橋貴明と離婚!?〉(『週刊文春』2020年11月19日号)と報じられた。前出・佐々木氏が語る。 「芸能界では、女優が新たな仕事を増やし始めると離婚のサインとされてきました。個人事務所設立が離婚の第一歩かどうかはわかりませんが、鈴木は連ドラなどの仕事を今まで以上に増やしている。『東京ラブストーリー』を見ていた50代前後の女性たちからの注目がいまだ高い。最近はアラフィフ女優が活躍する場が増えていますし、独立で女優としての価値は“上がる”と思います」 さて、今年はどんな結婚、離婚話が世を騒がせるか──。 ※週刊ポスト2021年1月15・22日号