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あんどん大迫力 まつり中止受け 地域でお披露目【岩手】

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岩手日日新聞社

 花巻市大迫町の地域住民は、盆の伝統行事「大迫あんどんまつり」が新型コロナウイルスの影響で中止となったことを受け、地域ごとにあんどんのお披露目や太鼓の打ち鳴らしを企画し準備に取り組んでいる。  市無形民俗文化財に指定される同まつりは、江戸時代の大飢饉(ききん)で餓死した人々を供養するために始まったとされ、約200年の歴史を誇る。毎年8月14日と16日に上若、下若、川若、若衆の各組が手作りのあんどん山車を運行し、帰省客や観光客でにぎわう。  今年は新型コロナ感染拡大防止の観点から中止が決まったが、各組が独自の取り組みを企画。川若組は14~16日に川原町公民館に千手観音などのあんどんを飾る計画で、7月中旬から連日作業を進めてきた。  千手観音は高さ約4・5メートル、幅約5メートルと大迫力で、例年運行しているあんどん山車と同等の大きさ。ベニヤ板に描いた絵に沿って骨組みを作って紙を貼り、線を入れて色を付けたり、発色が良くなるようにろうでコーティングしたりして立体的に仕上げる。西遊記をテーマにしたあんどんや、アマビエの角あんどんも併せて展示する予定だ。  副総括の瀬川和広さん(53)と運行副責任者の藤原隆さん(45)は「盆の供養だけでなく疫病退散の祈願も込めて千手観音を作ることになり、例年通りみんなで集まっている。この取り組みが地域のまとまりにもつながる」と話していた。  このほか、大迫あんどん山車保存会(佐々木行雄会長)は14日、同町の愛宕山慰霊塔と天保義民之碑で先祖供養の音頭上げを行う。14、16日は、祭りの雰囲気を味わってもらうため町内のスピーカーで太鼓の打ち鳴らしや大迫音頭を流す。

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