劇団四季、東京ディズニーリゾートで初公演 「美女と野獣」 22年10月舞浜アンフィシアター
劇団四季は、浦安市の東京ディズニーリゾート(TDR)内の「舞浜アンフィシアター」で、来年10月からディズニーミュージカル「美女と野獣」を上演すると発表した。劇団四季がTDRで上演するのは初めて。9日、製作発表会があり、オリエンタルランド(同市)の吉田謙次社長は「TDRを訪れる皆さまに新たな魅力を提供できると確信している」と述べた。 「美女と野獣」は野獣の姿に変えられた王子と、近くの村に住む聡明(そうめい)な娘、ベルの物語。劇団四季がこれまでに上演したディズニーミュージカルは7作品あり、「美女と野獣」は最初の作品。1995年に初演され、国内総公演回数は5675回、総動員数は536万人に上る人気作だ。 同日の製作発表会で、吉田社長は「TDRをさらに魅力ある場所にするため舞浜公演が実現した」と説明。東京ディズニーランドで「美女と野獣」エリアが開業したことに触れ「(公演により)パークの中でも外でも、美女と野獣の夢のような世界が流れ続ける」と期待した。
劇団四季の吉田智誉樹社長は、舞浜公演は2018年から20年に上海ディズニーリゾートで上演した舞台装置や衣装を踏襲すると発表。同シアターならではの舞台演出も検討中で「ディズニーという共通項で結ばれた両者の親和性は高い。タッグを組み新しい観客層を開拓して日本のエンタメ界に新潮流を生み出したい」と強調した。 チケットは来年5月に発売予定で、劇団四季によると、パークの入場券とセットにしたチケットも販売予定。 「舞浜アンフィシアター」は半円形のステージとすり鉢状の客席が特徴で、どの位置からでも舞台が良く見通せる。