カルロス菊田氏がプロデューサーを退任。後任には宮田充氏が6年ぶり二度目の就任。開国、K-1 ReBIRTHのカルロス路線は継承【K-1】
K-1が12月15日、都内で会見を行い、カルロス菊田プロデューサーが本日付で退任することを発表した。後任には宮田充Krushプロデューサーが就任する。宮田氏は第2代プロデューサーで、今回は6年ぶり二度目の就任となる。 カルロス氏は会見で「2023年に『K-1 ReBIRTH』を掲げてプロデューサーに就任しました。そして2024年にはK-1 WORLD GPの無差別級トーナメントの予選をボスニア、イタリア、ブラジル、大阪で開催し、そして昨日、代々木大会でファイナルを開催しました。ちょうどよい区切りでもありますので、本日を持ちましてK-1プロデューサー退任する事になりました」と発表した。 そして「2023年、2024年を通して世界中を回って体感したことがあるんですけれども、日本の格闘技は非常に大きなビジネスとしてポテンシャルがあると感じています。格闘技のマーケットで最大の企業はUFCという団体なんですけれども、UFCの売り上げは2000億くらいで、そのほとんどをアメリカ国内で稼いでいます。彼らのビジネススタイルは旧K-1であったり、PRIDEのビジネスの仕方をフォローしただけなんですけれども、ほとんどがアメリカ国内の売り上げで世界各国の売り上げは非常に小さいポーションです。彼らの売り上げを分析してみると、日本の格闘技にはまだまだチャンスがある。UFCのような大きなマーケットを作れる可能性があるのではないかと思いました。それがこの2年間での感想です」と2023年7月の就任からの1年半を振り返った。
「私の後任は隣にいるKrushの宮田プロデューサーとなりますけれども、K-1は去年、開国して世界へ向けて発信しました。世界へ向けて日本の格闘技を発信して、世界最大の格闘技団体になっていただければなと思っております。K-1のプロデューサーという仕事はひとつのファンクションなんですね。プロデューサー一人でイベントはできないし、仕事もできません。ここまでバックヤードで支えてくれたスタッフの皆さん、選手の皆さん、そしてファンの皆さん、本当にありがとうございました。今後は海外のビジネスを一部お手伝いすることになると思います」と後任は宮田氏であることを発表。 宮田氏は「昨年の7月にカルロスさんがK-1プロデューサーに就任して、僕がその1カ月後にK-1に復帰させていただいた。そこから1年半弱、新しいK-1を打ち出していく中でカルロスさんとの仕事は楽しかったし、コミュニケーションという部分で世界を相手にすることで、僕は大して英語は喋れないですし、海外を飛び回って今年も多くのK-1大会を海外において開催できましたし、その功績は大きかったと思います。ガラッと去年から変えてきて、もちろん賛否は物事につきものなんですが、新しいK-1を打ち出していくリーダーとしてカルロスさんの功績は大きかったと思ってます。ですので、昨年掲げた開国、K-1 ReBIRTHの精神は変えずに突き進んでいきたいと思っています。今後も海外戦略の中でカルロスさんのお力をお借りしながら進んでいくので、また今後も違う形で仕事をご一緒できればいいと思っています」とカルロス路線の継承を基本に置く考えを示した。
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