「いい肉の日」小中学校では「焼き肉給食」 焼肉への熱い思いでまちを元気に
テレビ信州
11月29日は語呂合わせで「いい肉の日」です。焼き肉文化を育んできた飯田・下伊那地域で29日、焼き肉への熱い思いでまち全体が盛り上がっています。 「いただきまーす」 食べればあふれるこの笑顔。飯田市の小中学校などで提供されたのは地元の豚肉を使った焼き肉給食。地域の食文化を知ってもらおうと、去年から始められた「いい肉の日」のためのスペシャル献立です。 人口1万人あたりの焼き肉店の数が日本で最も多く、「日本一の焼肉のまち」といわれる飯田市。「いい肉の日」のきょうを「飯田焼肉の日」として記念日に認定するほど焼き肉への愛があふれています。教室には川路小学校が母校で物まね芸人のニッチローさんが焼肉大使として訪れ、児童たちと給食を楽しみました。 そのニッチローさんといえば…。 29日午前、焼き肉のまちをさらに盛り上げようと開かれたある会見にゲストとして参加していました。 南信州焼肉のまち協議会 藤本直樹会長 「焼き肉文化、その力、単なる文化でなく地域の力としてフル活用し地域を豊かにしていく」 熱く語るのは、29日発足した新組織「南信州焼肉のまち協議会」のメンバーです。地元の食肉組合や焼肉ロックフェスを運営する企業など焼き肉文化を発信するプレーヤーがタッグを組み、より発信力を強めようと新たな組織を立ち上げました。今後控えているリニア開業や三遠南信道の開通による地域経済への影響を見越して、焼き肉でさらなる地域振興を図ろうというのが狙いです。 南信州焼肉のまち協議会 藤本直樹会長 「気づいていない焼肉文化の特殊さをあらためて地域の人に認識していただいて、そして誇っていただくため、発信する活動が必要だと思っています。人の流れる動線がつくられるので、魅力を発信することで焼き肉を食べるのなら飯田、わざわざ飯田に来てもらえるような取り組みをしていきます」 協議会からは、「いい肉の日」に行う新たなイベントや、飯田・下伊那にある全焼き肉店を紹介する動画制作の計画が発表され地域の焼き肉文化は、ますます盛り上がりを見せそうです。