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新型コロナの影響で宿泊客が大幅減 兵庫・湯村温泉の老舗、とみや旅館が破産申請へ

配信

帝国データバンク

 (株)とみや旅館(TDB企業コード:670055360、資本金1200万円、兵庫県美方郡新温泉町湯181-2、登記面=兵庫県美方郡新温泉町湯1254、代表朝野康弘氏ほか1名、従業員12名)は、3月31日に事業を停止し、事後処理を瀬古智昭弁護士(鳥取県鳥取市元魚町2-105 アイシンビル5階、鳥取あおぞら法律事務所、電話0857-25-4530)に一任、自己破産申請の準備に入った。  当社は、1930年(昭和5年)創業、53年(昭和28年)6月に法人改組された老舗温泉旅館「とみや」の経営業者。「夢千代日記」で有名な湯村温泉内の高台に位置し、温泉全体を見渡せる露天大浴場や貸切露天風呂、露天風呂付客室などを備え、96年5月期には年収入高約5億5000万円を計上していた。  しかし、その後は景気低迷により湯村温泉を訪れる観光客が年々減少していたため業績は低迷を続け、財務内容は債務超過に陥っていた。この間、大手インターネット予約サイトや自社ホームページなどを介し、家族やカップルなど少人数での宿泊者の集客に注力したが業況は回復せず、2019年5月期の年収入高は約1億3800万円まで落ち込んでいた。こうした状況のなか、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛の影響を受け、書き入れ時にあたる2~3月の宿泊客数が大幅に減少し、ついに支えきれなくなった。  負債は約5億3000万円の見込み。