Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

実用化へ大きく前進!傷をつけても“即回復”する自己修復プラスチック開発 大阪大など

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
テレ東NEWS

大阪大学などの研究チームは、 傷を自然に修復でき、高い強度を持つ プラスチックを開発したと発表しました。 こちらは、その自己修復プラスチックでコーティングしたシャーレです。 硬いハケでこすると傷ができますが、すぐに元通りに。 強度を従来品より3倍以上高め、 実用化に向けて大きく前進したといいます。 このようにちぎれても・・・くっつければ元通りに。 理論上、何度も傷をつけたり、壊したりしても、 元の姿に戻るといいます。 強度も落ちることはないということです。 こちらが、自己修復のメカニズムを表したアニメーションです。 プラスチックを壊したとき、内部で何が起きているかというと、 黄色のわっかの形をした「ホスト」と呼ばれる分子と、 緑の玉の形をした「ゲスト」と呼ばれる分子が分離します。 この時、ホストとゲストの分子そのものは破壊されません。 そのため、プラスチックを再びくっつけると、 ホストとゲストが元通りに結合し、 強度を損なうことなく修復されるということです。 大阪大学・大崎基史特任講師 「今回の材料は理想的な条件では100%強度回復するので、 非常に寿命が長い材料になる。 なので、これまで捨てたり交換しなきゃいけなかったものが、 しなくてよくなるのがポテンシャルとしてある。 医療機器・医療用途、接着剤、電子機器、コーティング、 再生可能プラスチック全般、高機能プラスチック、耐衝撃プラスチックや生活用品など、 いままでプラスチックだと壊れて使えなかった、 あるいは短いスパンでしか使えなかったものが 長く使えるというのが特色。」 大阪大学大学院博士課程・朴峻秀さん 「最初日本に来たときに使い捨てのプラスチックが多かった。 自己修復性のプラスチックを使うことで 材料自体の寿命が長くなり、 捨てられるプラスチックの量が減るので、 環境保全につながるのではないかと思っている。」 ※引用元 ●論文:Advanced Materials(オープンアクセスはAbstractのみ) Junsu Park, Shunsuke Murayama, Motofumi Osaki, Hiroyasu Yamaguchi, Akira Harada, Go Matsuba, Yoshinori Takashima(2020) Extremely Rapid Self‐Healable and Recyclable Supramolecular Materials through Planetary Ball Milling and Host-Guest Interactions https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/adma.202002008 ●プレスリリース:大阪大のHP あっという間に傷が回復―強靭でリサイクル可能な自己修復性超分子材料― https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2020/20200826_2

【関連記事】