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各大会あたり可能な限り最小人数&最短期間で開催を…… JAFが『国内モータースポーツにおける新型コロナウイルス感染対策の基本的なあり方の例』を提示

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motorsport.com 日本版

 緊急事態宣言の解除を受け、日本自動車連盟(JAF)が国内モータースポーツ活動の再開に向け段階的に始動していくことを発表。それに合わせて感染対策のあり方の例として、様々な対応方針が各カテゴリーに対して提示された。 【動画】スーパーフォーミュラのドライバーがバーチャルで真剣勝負!  新型コロナウイルスの感染拡大により政府から緊急事態宣言が発令されていたが、5月25日に全面解除となった。これを受け、JAFは全日本選手権などの全国的な競技カレンダーについては7月以降に調整・再編成し、段階的に再開していく方針を明らかにした。  これに合わせてJAFは、モータースポーツの現場における「基本的な感染対策のあり方の例」を発表し、各カテゴリーの参加者や取材者、関係団体に対して生命と健康の安全を最優先とした感染対策を講じることを促した。今回は、その一部を紹介していく。  まずは一般的な推奨事項として、各競技会の開催は可能な限り短く設定することが指示された。参加するチームやメンバーも可能な限り少なくし、場合によっては主催者による制限も行なわれることになりそうだ。なお外国籍のドライバーに対しての参加・検疫ルールも検討し、対策が施されていくという。  これにより“ワンデー開催”を検討しているカテゴリーもあるようで、参加するチーム関係者に関しても、具体的な人数はまだ明らかになっていないが、これまでと比べると厳しく制限されるという噂が出ている。  大会に向けた準備段階としては実施される打ち合わせや集会等に関しては、密室での人と人の接触を避け、電話やweb等の“非対面式”で行なわれることが強く推奨されている。やむを得ず対面式になる場合はできるだけ2m、最低1mの対人距離を確保し、実施時間の最小限化や、参加者へのマスクを着用するなど、細かな対策方針が出されている。  また大会に参加する全関係者に対しては、体温の測定ならびに症状の有無を確認し、具合の悪い人物は参加を認められないという。それに加えて過去2週間以内に発熱や感冒(風邪)症状で受診や服薬等をした者、感染拡大している地域や国に14日以内に訪問歴がある者に関しても、大会参加を認めない方針となるようだ。また場内の受付等の各窓口での、飛沫感染を防ぐための対策実施項目についても細かく記載されている。  さらにレースの運営面でも、必要最小限の人数で現場をマネジメントすることが推奨されている。大会当日は可能な限り複数の部屋に分かれて業務を実施し、審査委員の運用については“リモート”での対応も視野に入れられているそうだ。  またレースカテゴリーによっては、ドライバー交代、タイヤ交換・給油作業、ピットガレージ内での作業、マーシャルポストはじめオフィシャルの配置や公式車検においても“三密”を避けるような対策を講じるようにするなど、細かな感染予防の対策を推奨した。これについては各レースカテゴリーごとに細かな運用方法が改めて検討されていくものとみられている。  そしてイベント期間中のクラスター対策については、サーキット内の各施設や場面に応じて、合計65項目以上の対策項目が明記された。  パドックに関しては入場者を制限し、チームごとに十分な距離を確保。また、各ピットボックスへのアクセス経路を規制するという。さらに各チームに配布されるリザルトや公式通知に関しては、基本的にオンラインでの配布となる模様だ。  またサイン会等のファンとの交流に関しては基本的には実施しないこととし、仮に実施する場合は、屋内を避けた場所で身体的距離を確保した上で可能な限り短い時間に設定して行なうようにという方針が出された。  ただ、これらについてはあくまで“感染対策のあり方の例”としてまとめられたもの。これを基に各カテゴリーに最適な、具体的な対策内容が再検討されていくことになりそうだ。

吉田知弘

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