【神宮大会】早大が痛恨のサヨナラ負け エース伊藤樹「4年生に申し訳ない」
◆第55回記念明治神宮野球大会▽大学の部 準々決勝 早大1―2x環太平洋大(23日・神宮) 14年ぶり2度目の優勝を狙っていた早大がサヨナラ負けで姿を消した。 エース右腕の伊藤樹(3年=仙台育英)がドラフトで楽天から2位指名を受けた環太平洋大の左腕・徳山一翔(4年=鳴門渦潮)と投げ合い、9回を無失点。延長タイブレイクに突入した10回、日本ハムからドラフト5位で指名された山縣秀(4年=早大学院)の中犠飛で1点を奪ったが、その裏1死満塁から左前適時打を許して追いつかれると、次打者の初球に投じたスライダーが暴投に。無念のサヨナラ負けに試合終了直後は号泣した。 「外角へのスライダーが(指に)ひっかかって…。日本一になろうとリーグ戦は通過点と話していた。エースとして4年生を勝たせなければいけないという責任の下、投げていました。勝ちきってこそエース。こんな終わり方で4年生に申し訳ない。悔しい気持ちでいっぱいです」と言葉を振り絞った。
報知新聞社