『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』日本語吹替版スペシャルフッテージ映像世界初公開
12月27日(金) に公開される『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』より、本編映像を含む8分を超えるスペシャルフッテージ映像が公開された。 【動画】『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』スペシャルフッテージ映像 本作は、〈ひとつの指輪〉をめぐる壮大な冒険を描いた『ロード・オブ・ザ・リング』3部作から遡ること200年前の物語「ローハンの戦い」描いた作品。J・R・R・トールキンの原作『指輪物語 追補編』に記されたその始まりのエピソードを、3部作を監督したピーター・ジャクソンが製作総指揮として参加し映画化。日本アニメーションの第一人者、神山健治監督がメガホンを取った。 王国の脅威となったウルフ(CV:津田健次郎)率いる大軍勢によって、角笛城へと追われたヘルム王(CV:市村正親)と主人公ヘラ(CV:小芝風花)たち。映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに登場したミランダ・オットー演じるエオウィン(CV:坂本真綾)のナレーションで始まる本編映像では、極寒の猛吹雪の中、ローハンの民たちは砦の中で最後の時を待つ。 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』でも響かせた笛の音が本作でも鳴り響き、それを合図に姿を現したのは、拳ひとつで敵をなぎ倒す“槌手王(ついしゅおう)・ヘルム”。戦いで傷を負って寝込んでいたはずの王が姿を現し、毎晩、笛の音を合図に次々と敵を討ち取る様子が描かれている。消えたヘルム王の姿を追い雪山に出た王女ヘラが遭遇するのは、モルドールの指示によって指輪を集めるオークたち。トロルのような獰猛な怪物の餌食になろうとするヘラ救うためヘルム王が姿を現す。 ”手描きアニメーション“に徹底的にこだわった本作では、日本の制作スタジオ「Studio Sola Entertainment」の下に、MAPPA、Production I.G、STUDIO4°Cといったトップクリエイターたちが集結。吹雪の中にもリアリティあふれる圧倒的な描画力が垣間見える。さらに、日本語吹替版は、市村正親、小芝風花、津田健次郎の他、中村悠一(フレアラフ)、本田貴子(オルウィン)、森川智之(ハレス)、入野自由(ハマ)、山寺宏一(ターグ将軍)など豪華吹替キャストが集結。フッテージ映像では、〈中つ国〉の運命を左右する戦いと、ローハンの民の未来をひとり託され、「死」をも覚悟した主人公ヘラの壮絶な戦いが、吹替版でより鮮明にエモーショナルなドラマとしてたっぷりと描かれている。 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズすべての脚本を手掛け、本作のストーリー原案を担った製作フィリッパ・ボウエンは、主人公について語る。 「『指輪物語 追補編』に綴られた本作のストーリーにすぐさま惹きつけられた理由のひとつは、この名もなき女性の存在でした。彼女は戦いの中核をなす存在にもかかわらず、原作では名前を与えられていません。原作者トールキンは、決して彼女を忘れてしまったわけではないと思うんです。単に彼女の物語について語りきれなかったのではないでしょうか。ですから、彼女について深堀りできるのはとても興味深い作業でした。 原作者トールキンはある書簡の中で、“語られていない物語の中にこそ、最も奥深い物語があるのかもしれない”と述べています。私たちは原作の壮大な世界に再び足を踏み入れ、そこに書かれている物語をすべて引っ張り出しました。ファンタジー満載のクリーチャーも登場するけれど、やっぱり物語は人間を描くこと。人間としてどんな選択をするのかという物語です。それがトールキンの物語の強さだと思っています」とトールキンの言葉に導かれるように、原作の壮大な世界に眠る秘められた物語を丹念に掘り起こしていったことを明かしている。 そして「すべての『ロード・オブ・ザ・リング』ファンの皆さんに期待いただける、実写映画の意志を受け継いだ作品になっています。ファンの皆さんだけが分かる隠し要素も盛り込んでいますので、見つけてもらえるのを楽しみにしています」とコメントを寄せている。 <作品情報> 『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』 12月27日(金) 公開 【日本語吹替版キャスト】 市村正親:ヘルム王 小芝風花:王女ヘラ 津田健次郎:ウルフ 本田貴子:オルウィン 村治学:ロット 田谷隼:リーフ