吉田羊さんが年齢を重ねて実践する「気持ちをすこやかに保つルール」
大人になるにつれて、だれもが変化していく心と体、そして日々の衣食住への考え方。今、吉田羊さんが求める理想の暮らし、そして、気持ちをすこやかに保つために大切にしているルールを教わりました。 自然体な笑顔がすてきな吉田羊さん<写真>
吉田羊さんインタビュー。食生活で気をつけていること
年齢に応じて、理想の暮らしは変わっていくもの。目の前のことをこなすだけで精いっぱいだった頃と比べて、自分自身に向ける心や時間の余裕が生まれてくるのも、大人になったからこその変化です。それは、吉田羊さんにとっても同じこと。
●日本の「昔ごはん」を意識し始めたら体が軽くなりました
「私ね、今、日本の『昔ごはん』を意識しているんです。30代は好きなものを好きなだけ食べていたけど、今はお米と旬の野菜、魚、漬物が中心。去年は初めてのみそづくりにも挑戦したんですけど、手づくりはこんなにおいしいんだ! と驚いて。ひとり暮らしなのでなかなか減らないのですが、またつくるのが待ち遠しい。自分の人生で、そういう楽しみを持てるなんて思ってもみませんでした」 新たな趣味ができた喜びに加えて、体にもうれしい影響が。 「体が軽くなってお肌の調子もいいし、代謝もよくなっていいことづくしです。簡単にすませた食事って、あっという間に消えて、体に残らない気がするんですよね。でも手をかけてつくったものは、愛おしんでかみしめるからか、きちんと体に取り込まれていく感覚があります。この先はそういう食事を選びながら、年とともに変化し始めた体と丁寧に向き合っていきたいですね」
●ネガティブな考えに陥ったら、「今の自分にできること」を考えます
今、世の中は不穏なニュースも多く、先の見えない状態に不安やストレスを抱える人は少なくありません。そうしたなかでも気持ちがふさがないように、吉田さんが意識している習慣はあるのでしょうか。 「ネガティブな感情って引力が強いから、一度考え始めるとずるずる引っぱられてしまいますよね。そういう思考に陥ったら『今、自分にできることはなんだろう?』と気持ちを切り替えるようにしています。たとえばニュースを聞いて心がつらくなったときは、寄付をしたり、被災地の生産物を取り寄せたり、できることを見つける。今はそれしかできなくても、なにかアクションを起こせば、ゼロから1にはなりますから」 吉田羊さんが表紙を飾ってくれた『これからの暮らしby ESSE vol.2』が好評発売中です。吉田さんの詳しいインタビューを掲載しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESSE編集部