プロの料理人が技を披露! 学生たちに調理の仕事の魅力伝える ホテルや旅館の人手不足解消へ〈仙台〉
仙台放送
有名ホテルなどで料理長を務める料理人たちが就職活動中の学生たちに調理の技を披露しました。人手不足に直面している宿泊施設の調理部門で、働くことの魅力を伝えるのが狙いです。 西ノ入菜月アナウンサー 「華麗な包丁さばきで、あっという間にサーモンが3枚におろされていきます。普段なかなかお目にかかれない一流シェフによる料理の実演が、学生たちの前で行われています。匠の技を真剣な表情で見つめています」 ホテルモントレ仙台の料理長・佐々木巧さん。まさに匠の技によって、宮城県産サーモンがまるで皿の上の芸術作品に。おいしそうです! 目を皿のようにしてプロの技を見つめるのは、来年度の新卒予定者や就職活動中の学生などです。 東北運輸局観光企画課 唐牛俊明課長 「ホテル・旅館の調理部門の人材不足が深刻な状況になっている。学生に現場を見て少しでも興味を持ってもらいたくて、今回企画した」 講師として招かれたのは和・洋・中の料理人たち。県内の有名ホテルや旅館で料理長や調理長を務めています。プロの手にかかれば…見ているだけでお腹も心も満たされるような逸品に!本当にあっという間に完成させていました。 お客さんを最高の料理でもてなす。日々の創意工夫も大変なのでは?学生たちからはこんな質問も。 Q、季節のメニュー、新メニューは料理長一人で考える? ホテルモントレ仙台 佐々木巧料理長 「基本的にメニューは私が考えて、総料理長が最後に手直ししてメニューを完成させて、お客さまに出しています」 学生 「盛り付け方とか、包丁の使い分けを生かしていきたい」 「衛生面、お皿・食材の使い方を学んだ。料理の道に進みたい」 ホテルモントレ仙台 佐々木巧料理長 「若手で調理を目指したい人に何か一つでもアドバイスができて、少しでも興味を持っていただければ、この業界も少なからず伸びていくと思っている。こういう機会があれば常に積極的に参加したい」
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