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「燃費アップ」「ライトが明るく」「音まで向上」! かつて流行したクルマの「アーシング」の驚くべき効果とは

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アーシングとはマイナス配線を強化するもの

 最近はあまり聞かれなくなってきたアーシングだが、10年ぐらい前はブームになっていたし、CARトップで連載をもっていた当時は爆発的な反響だった。配線や端子の入手先として秋葉原の専門店を紹介したら、通販依頼が殺到し、1週間徹夜で発送しつづけたと大いに感謝されたこともあるほどだ。 【写真】最悪骨折も!DIYは危険なクルマのカスタム5つ!  改めてアーシングとはなにかを説明しておくと、マイナス配線の強化。クルマの場合、ボディやエンジンそのものをマイナスの回路として使用している。つまり張り巡らされたコードはほとんどがプラスだ。  マイナスはバッテリーに電気を戻すのだが、問題は金属がつながっていない部分にはコードを使用していて、10年ぐらい前までのクルマというのはけっこう疎かにされていた。たとえばエンジンとボディはゴムのマウントが間に入っているので、そのままでは絶縁状態であるためコードでつないでいて、これがヒョロヒョロだったりした。そうなると電気の流れが滞ってしまい、点火系が弱くなってしまうことに。メーカーとしては、回路図上はチャンと結んでいるので問題なしとしていたのだろうがヒョロヒョロなのは事実で、これを補ってやるのがアーシングとなる。  施工内容としては太いコードと端子を用意して、配線を作り、バッテリーのマイナス端子もしくはボディと、該当部分をつないでやる。固定するのは既存のボルトやナット部分である。

ライトが明るくなったりオーディオの音が良くなるなどの効果も!

 効果はかなりあって、エンジンパワーの増大はシャシダイで何台も測ったが、数値となって如実に表われた。ただ、ホンダと三菱はあまり上がらず、テスト中にたまたま通りがかったクルマ好きにも同様のことを言われたのを覚えている。そのほかの効果としては燃費がよくなったり、ライトが明るくなったり。オーディオの音がよくなったりなど、体感度が高いうえに、施工は簡単なのでブームになったように思う。  こだわる人はテスターで各部の電圧などを測定して、流れが滞っているところに配線を追加するなど、工夫する楽しみもあった。その後、各車専用のキットが出るなど大いに盛り上がった。  現在は自動車メーカーも十分な対策をしているので、効果はなくはないだろうが、ほとんど違いが出ないのが実際のところ。自動車メーカーの開発陣のなかには、こういったオカルト的なものが個人的に好きという人はけっこういて、取材の場で何度か声をかけられたことがある。だから純正でのアース強化がなされるようになったとは言わないが、あれだけ世間が盛り上がればなにかしら影響があったのではないかと思っている。  今でも旧車やバイクでは効果が期待できるので、興味ある方はぜひ試してみてほしい。材料を工夫すれば、数百円でできるのもアーシングのいいところだ。

近藤暁史

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