アトレティコ、ジョアン・フェリックスが爆発!プレシーズンマッチ3試合で2ゴール1アシスト…市場にもシメオネにもアピール
アトレティコ・マドリーFWジョアン・フェリックスが、プレシーズンマッチで大活躍を見せている。 バルセロナへのレンタルから出戻り、アトレティコでプレシーズンに取り組むJ・フェリックスは、自身の価値をピッチで示し続けている。 ポルトガル代表FWは今夏、アトレティコのプレシーズンマッチ3試合に出場したが、その全試合で結果を残した。アトレティコティコの一部サポーターから「そのポルトガル人はクソ野郎!」という侮辱的チャントを浴びせられた3日のヘタフェ戦(3-1勝利)では、FWアンヘル・コレアのスルーパスに抜け出してゴールを記録。7日に香港で行われた傑志体育会戦(6-1勝利)では、絶妙な横パスからFWアレクサンダー・スルロットのアトレティコ加入後初ゴールをアシストし、さらに11日のユヴェントス戦(2-0勝利)でもゴールを決めている。 ユヴェントス戦、後半から出場したJ・フェリックスは、48分にチームに先制点をもたらした。左サイドのFWサムエウ・リーノが後方からのフィードをダイレクトでペナルティーエリア内に折り返すと、A・コレアが相手DF陣を引きつけながらボールをスルー。転がるボールをトラップした背番号21は、わずかに空いたスペースで巧みに右足で振り抜き、GKミケーレ・ディ・グレゴリオを破っている。アトレティコのチームメートはJ・フェリックスのもとに駆け寄って、ゴールを祝福していた。 プレシーズンマッチで3試合2得点1アシストと、アトレティコの中でも傑出した活躍を披露したJ・フェリックス。クラブは今夏こそ完全移籍で売却することを目指しているとされるが、この目覚ましい活躍は売却に向けてプラスに働くかもしれない。……もしくはアトレティコに残るとしても、かつて確執が噂されたディエゴ・シメオネ監督に対して、自身が戦力として計算できるというアピールになった可能性もあるだろう。 なおJ・フェリックスに対してはアストン・ヴィラからの興味が報じられるが、アトレティコは移籍金として6000万ユーロを要求しているとみられる。