「Windows XP」のサポート期間が終了したらPCの買い換えは必要?
サポート期間が終了する前に対策を
「そんなに重要なデータを保存しているわけでもないし…」という思い込みも大変危険です。メールからはWebサービスのIDをはじめさまざまな個人情報が抜き出せますし、ECサイトで買い物をしていればクレジットカード情報が盗まれる可能性もあります。さらに、悪意ある第三者がそのPCを踏み台として、別のPCやWebサイトに攻撃を仕掛けられることも十分に考えられるのです。 このように、無防備なPCが増えるとインターネット社会全体の脅威が増加することになります。Windows XPを使用している方は、サポート期間が終了する前にぜひ対策を講じてください。
操作性重視ならWindows 7も選択肢に
Windows XP環境からの脱却方法としては、現在使用しているWindows XP搭載PCのOSを新しいものに入れ替える、新しいOSを搭載したPCを購入する、という2つの選択肢があります。しかし、前者についてはスペック的にお勧めできません。PCの技術はWindows XPが登場した当時と比べて飛躍的に向上しており、そこに新しいOSを入れても快適な動作が見込めないからです。また、OS・アプリケーションともに64bit化が進んでいる点も、32bitが主流だった頃のハードウェアで対応が難しい部分のひとつです。 現在市販されている買い換え対象PCのOSとしては、「Windows 7」と「Windows 8/8.1」が挙げられます。Windows 7を最初から搭載している製品は少なくなっていますが、中にはWindows 8/8.1からのダウングレードが可能なモデルもあるので、購入前に調べておくと良いでしょう。 OS選びの目安ですが、使い勝手が若干変わっても構わないのであれば、タッチ操作に最適化されている最新OSのWindows 8/8.1がベストです。ただし、Windows 8/8.1は従来のOSと比べて操作に違和感を覚える人も多いため、店頭などで実機に触れてみて厳しそうであれば、Windows XPに比較的近い操作性のWindows 7をお勧めします。